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矛盾 ~進化~

リョウの心の壁や不思議なフィルターの存在は、私にあるものの存在を予感させました。
それは、リョウの心の中の根源的な性への嫌悪感です。

リョウ自身、自分で抵抗感という単語を使ってこう話していました。
「私自身も、自分で抵抗してるのは感じてた。」
「チャットとか言葉では抵抗してても、実際に会ってるときには
 そういうのは捨てたいと思ってた。」
「だから考えないようにして、抵抗しないようにしてたつもりだった。」
「だけどまだまだ、抵抗してたんだなって・・・」



しかし、一方でリョウは狂いたい、壊れたいという強い欲望も持っていました。

私はリョウに、成年コミックのかなりディープなものを見せたことがあります。
そのときのリョウの反応は、予想外のものでした。
「なんで、このマンガに出てくる女の子達は、こんなに簡単に壊れられるのだろう!?
 私はどうして、こうなれないのだろう!?」

てっきり、「興奮した」とか「Hだった」とかそういう感想を待っていた私は、少々面食らったものです。
またそれ以外に、リョウは嫌がりもせず、私の提案に乗って、数々の行為にトライをし続けてきました。
これらは全て、リョウ自身が認めているように
「今度こそ、もしかすると自分を忘我の領域に持っていくことができるかも知れない」
という、期待の現れです。


性への嫌悪感 そして 正反対の 自己崩壊への欲望

私は長い間、このリョウの急変する態度に右往左往するばかりで
リョウは、どうしようもない矛盾を抱えたままでした。



P.S.

「藍が喜ぶことなら、私は何でも喜んで受け入れたい」
この一言に、今日は打ちのめされました。




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フィルター ~進化~

リョウの乳首への洗濯バサミによる責めに対して
リョウの直後の感想は、予想外のものでした。

それは怖いでもなく、痛いでもなく、熱いという感想でした。
10回連続乳首をバチンと鋏んだときは、回数を数えながら行ったのですが
数を、途中で数えられなくなったそうです。

私は、この時点でリョウを追い込むことに成功したと思いました。
リョウを狂わすのは、この方法でいけると。
リョウの壁の突破口は、ここではないかと。


しかし・・・

数日後、この考えは全く甘かったことに気がつきました。
時間が立った後のリョウの感想は、急に変わりました。
ひたすら怖い。もうやめて欲しい。 ・・・なのです。

行為の直後に言った感想は、どこにもありません。
熱いという感想は、全く出てきません。
意識が朦朧としたことも、です。

ひたすら怖い。
思い出すと、今でも乳首が痛い感じがする、とのことなのです。


あれだけ前向きだった感想が、どうしてこんなに後ろ向きに変わったのだろう?
私は、非常に不思議に思いました。

勿論、この手のSMで、似たような現象がおきるのを聞いたことがあります。
恐怖心は後から襲ってくるというのも、なんとなくわかる気もします。

でも・・何というのでしょう。
まるで、この数日の間にフィルターにでもかかったように
肯定的な要素が消えているのです。
奇麗さっぱりと、肯定的な要素など、最初から無かったかのようなリョウの発言に
私はかなり、戸惑いました。


どうして、消えてしまったのでしょう?



P.S.

リョウは自分自身を、特徴の無い人間だと思っているようですが
私は、リョウは本当の意味で個性的な人だと思います。
他人がどうしているのかを全く気にしないで
私との関係を築いていこうとする様は、見ていて痛快なくらいです。

普段の彼女の生き方とは正反対な、その行動様式に
むしろ引っ張られているのは、私のほうかもしれません。

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存在する壁 ~進化~

長い長い時間をかけて、ようやく1つの問題が解決されました。
その問題とは、おそらく私達2人以外には本当につまらないことです。
でも私達2人にとっては、かなり重要なことでした。

ある意味、リョウと私が付き合い始めたきっかけになったものですし
最近の2人の喧嘩の原因の、主なものでもありました。

今、こうして問題の解決が済んだ段階で、過去を振り返ると
ありとあらゆるところに、問題解決のヒントはあったように思えます。
でも、それに対面をしている時には、当事者はわからないものです。


前置きが長くなりました。
その問題とは、陶酔できない心の問題でした。
リョウが私とのSEXで、なかなか完全に陶酔できないことです。
その世界にドップリ浸かって、自我を失って楽しむことができないのです。

初めのうちは、リョウはこれを「冷静な自分がもう一人いる」と
私に表現していました。
その症状は随分改善されて、今ではもうそんなことはありません。
ただ・・やはり、気持ちのどこかにブレーキがかかっているようなのです。

ある瞬間は没頭できていても、すぐ正気に戻ってしまう。
例えばイク時も、イキっぱなしにはなれない。
リョウ自身は、壊れたいという強い気持ちがあっても
実際その状態に直面すると、壊れることができない。

リョウも私も、そうした一種の壁が存在していることには、前々から感づいていました。
何度かその壁を越えようと、もしくは壁を壊そうと、様々なことを私達はトライして来ました。
しかし、あたって砕けるばかりでした。


没頭できないことに関連して、リョウは所謂、言葉責めをひどく嫌いました。

性的な興奮が高まってくる中で、女性に囁く淫靡な言葉は、多くの場合
非常に良く聞く麻薬になります。
「こんなに濡らして、なんてお前はスケベなんだ。」
「やっぱり、淫乱なんだね。こんなに口が開いちゃってる」
「こんなところが感じるなんて・・・実はヘンタイなんじゃないの?」
古典的ではありますが、うまく使えばさらなる興奮を引き起こすスパイスです。

しかし・・・リョウに限っては、全く駄目でした。
こんな言葉を言おうものなら、水をぶっ掛けたようにすっかり覚めてしまうのです。

ストイックな生活をしている人、潔癖症な人、道徳観念が強い人
そんな人にはありがちではありますが、リョウはその点では極めて普通です。
寧ろ、少し柔軟な部類に入るはずです。
事実、リョウは露出とか野外SEXが大好きです。
こうでなきゃ駄目だという固定観念は、強く持ち合わせてはいません。

にもかかわらず、どうして言葉責めをこれほど嫌うのか?
いえ、この表現は本当は適切ではありません。
特定の言葉を使った言葉責めを、リョウは極度に嫌うのです。
嫌うのは、全てではないのです。


リョウはこう言いました。
「言葉責めをされるとね、『私は、へんたいじゃない!』とか、そういう気持ちが働くの。」


リョウの壁とは、いったい何なのでしょうか?




P.S.

これから、この日記の主題が続きます。
文才の無い私が、何処まで真実に迫れるか
不明ですが。。。。

私達の気持ちや考えが
少しでも伝われば幸せです。


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辛い出来事 (その2)

私が今すぐできることは、何だろう・・

結論は明白でした。
ただひたすら、リョウを愛してあげること。それしかできません。
自分の嫉妬心、気持ち、考え、感情 ・・・そんなものは
リョウの苦しみに比べれば、ごみみたいなものです。

ひたすら、リョウの辛い話を聞いてあげる。うんうんと、相槌を打つ。

リョウの法律上の旦那さんの、リョウへの仕打ちは・・・なんていうのでしょう。
自分の性欲をただただ、リョウの体で処理するという感じなのです。

リョウの気持ち、体のことなど、ひとつも考えていません。

ただただ、自分がしたいこと、自分がして欲しいこと、自分が満足できること
それを、リョウに押し付けているようです。
まるで子供のようです。
まだ恋愛を知らない、中学生の性欲に似ているように思えました。

聞いていて・・・正直に言って、私の心を引き裂くようなリョウの告白は、沢山ありました。
私の心の中では、やはり憎しみや嫌悪や嫉妬の気持ちが、渦巻いていました。
でも、それが何になるのでしょうか。
リョウと私の為に、役立つ感情なのでしょうか?

何度考えても同じです。
私にできることは、リョウを愛することだけです。
傷ついているリョウを、癒すことだけです。

私は、リョウの話を思い出しながら、ずっとずっと
次に会う時、どうしたらいいだろうか、そればかりを考えていました。


(つづく)


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辛い出来事 (その1)

それは、私達2人にとって辛い出来事でした。

辛いこと・・・それは、私たちのような関係では、仕方ないことなのかもしれません。
リョウは、ふとしたことで、リョウの法律上の旦那さんに、弱みを握られてしまいました。

そして、あれだけ避けていたことを
リョウは涙ながらに、許容せざるを得なくなりました。

リョウは、痛い痛いと泣き
ただひたすら、嫌悪感と異物感と戦っていたそうです。

私は・・・
そういうことも仕方ないことだと、頭の中では割り切っていました。
気持ちさえリョウと私がつながっているのであれば
婚姻上の夫婦間で、そういうことは普通にありえるのだと。

ただ・・・愛する女性が他の男性に抱かれるというのを考えるのは、あまりにも辛いものです。
私はリョウの告白を聞いても、なるべくなるべく、考えないようにしていました。
考えてはいけない、考えればろくでもないことになる。。。

私はただただ、辛そうに告白するリョウの話を、聞いてあげることしかできませんでした。


(つづく)


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リョウと藍

  • Author:リョウと藍
  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
    本ブログはYahoo! JAPANに掲載されています。

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