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残り30分(その10)

リョウの話はもう少し続きます。


「本当だよ。
 ああいうのを、欲情してるって言うんだろうなって思うよ。

 だけど、「舐めたい」と思ったのは、初めてだよ。

 精液そのものを、舐めたいというのとは、違う。
 ペニスを、舐めたかったんだ。」


リョウは私のペニスをなめ清めると、お手洗いに向かって
歩いて行きました。
私は身だしなみを整えて、リョウを待っていました。

逝けないままで終わるとリョウは欲求不満であるということを
私に良く訴えていましたがこの日は少し様子が違っていました。
少し赤みがかかったリョウのほほは、若く生命力がみなぎって
見えました。


もう、別れる時間でした。
リョウは改札をでて車に向かって歩いていきます。

私はずっとリョウを見送っていました。見えなくなるまでずっと。
リョウも何度も何度も振り返りました。

愛してる。
愛してる。リョウ。

私は心の中で何度も何度も繰り返しました。


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残り30分(その9)

ふと、正気に戻る瞬間。
このとき、私はティッシュなどを持ち合わせていませんでした。
そして、リョウの手はすでにスペルマだらけです。
同時に私のペニスもスペルマがべっとりとついています。

リョウが手を少しでも使えば、着ている衣類のどこかを汚して
しまいます。
あ、困った・・・と思った瞬間のことでした。

リョウはしゃがんで、ペニスを口にくわえて綺麗にしはじめました。
私は、え?っと思ったのを記憶しています。
こういうときって、リョウはこういうことをしたろうか?と。
過去にこういうことはなかったような気がするのです。

後日、リョウに実際に聞いてみました。
リョウの答えは確かに私と同じでした。でもそれ以上でした。


「藍のペニスが、欲しくなった。
 藍のペニスで、気持ちよくして欲しくなった。
 藍の精液を、受け止めたい、全部欲しいって思った。

 だから、かな。

 舐めたいって、そう思ったのは。」


リョウがこんなことを言葉にしたのは初めてのことのような
気がします。




(つづく)


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残り30分(その8)

リョウの天性のテクニックはもうこの日記では何度も触れました。
手に唾液をたらし、滑りを良くして私のペニスをさすりました。

よく、AVにでてくるような派手な手の動きをするわけではありません。
むしろ素朴で、素人や経験の少ない女性の愛撫に近いようなそんな感じ
のものにすらみえます。

でも、それはあくまでも見た目の問題です。
リョウのての動きから私の体に与えられる快楽は圧倒的です。
私自身が愛撫するよりも、リョウがした方が圧倒的にうまいのです。
本気をだしても、リョウに負けてしまうのです。

そして・・・この日もやはり同じでした。
ほんの1,2分でしょうか。もっと短い時間でしょうか。
私は一気に上りつめさせられてしまいました。

「あ・・・・・あ・・・・・・いい・・・・」

体がぶるぶる震えてきてしまいました。
立っていて平衡感覚がなくなって思わずリョウの肩を握りしめてしまいます。

「いく・・・・あ・・・・いく・いくいくぅ!」

どく・・・どくっと間欠的に精があふれ出しました。
リョウはそのまま手を動かし、最後の最後まで絞り取ろうとしています。

「あぁ・・・・あぁ・・・・・ぐぅぅぅ。。。ぁぁあ」

地面やリョウの手に大量にスペルマをまき散らして、私はただ
立ちすくんでいました。

(つづく)


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残り30分(その7)

いったい何のために、リョウはいきなり私のペニスを愛撫し始めたのでしょう?
私はその趣旨が理解できないままでいました。

ここで、私とSEXをむりやりしようとしている?
 -いくらなんでもそれはないでしょう。人の目をさけれるといっても
  人の乗り降りが結構多い駅のホームでSEXは無理です。

ひょっとして、最後まで逝けない苦しさを私にも与えようとしている?
 -その可能性はあるのかも知れないけれど。でもその割にはリョウの
  目にいたずらの色がほとんど見えないのが不思議でした。

リョウは私の疑問に答えることなく、熱い唇を私の唇に押し付けて
そして、強めに私のペニスをしごき続けます。

(ひょっとして・・・・私を逝かせたいの?)

理由はともかくとして、この愛撫の仕方はそれをめざしているとしか
思えませんでした。

リョウが私の体を抱きしめている手を私はそっと取ると、私の逝く時の
ポイントへそっと導きました。
リョウは、そうだ、と思い出したようにその部分を愛撫しました。


私の体に響く快感が何倍にも跳ね上がりました。
立ったままの姿勢で体中に力が入り、下半身が熱く燃えてきました。

(つづく)


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残り30分(その6)

何度も何度も頭を真っ白にさせて、私の愛撫は終わりました。
リョウのクリを触っていた左手の中指はリョウの欲情の印で
真っ白になっていました。

中指をリョウの唇にあてると、リョウは何の躊躇もなく
自分の愛液をなめとりました。その目はやはりトロンとしていて
欲情をそのまま表情にあらわしていました。

私は、急にリョウに反応してしまい愛液がついたままのリョウの
唇をむさぼりました。

(もう、時間かな。今日はここまでかな。。)

唇を離して、時間を確認したその時です。
リョウが、小悪魔的な笑みを浮かべながら私の下半身に手を当てて
来たのです。そして、私のズボンの上からペニスを鷲掴みしていました。

まさか・・・と思った時には、キスをしながらズボンのチャックを
おろしていました。そして、ブリーフの中に細くしなやかな指を
忍び込ませてきました。
まるで、私がさっきやったことのお返しのように。

「え・・? どう・・するの?」

リョウは答えないで私に微笑みかけます。
リョウはペニスをズボンの外に引き出すと、いきなりしごき始めました。
私にはリョウが何を考えているのかさっぱりわかりませんでした。

(つづく)


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リョウと藍

  • Author:リョウと藍
  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
    本ブログはYahoo! JAPANに掲載されています。

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