「うん。まって・・ここじゃない?」子宮の入り口は周りと比べるとこんもりと盛り上がっているような感じです。
その盛り上がり山にたとえると、裾野をたどって行く感じで子宮の最奥に私は指を這わせました。
「ん・・・そこ・・そこが感じるの。さっきそこだった。」子宮が落ちてきている状態で中指がぎりぎり届くところにポルチオスポット(Pスポット)と呼ばれる性感帯があるのは私も知識としては知っていました。
かなり、バイブが奥のほうまで入っているとは思っていたのですが、まさかPスポットに当たっているとは思いませんでした。
そして、それよりもっとびっくりしたことは、まだほとんど刺激したこともないPスポットを今日リョウは刺激されて感じているということでした。
急激な変化というわけではありませんが、リョウの心と体はゆっくりながらも確実に開発されてきています。
その歩みは本当に遅々としていて私をそしてリョウを苛立たせた過去もありました。
いつの頃からか、開発が進まないこと気にかけるのをやめ2人のコミュニケーションを楽しむことに集中するようになっていました。
そして、この日、この瞬間にまた新しい性感帯がリョウの中で生まれました。
私はとても嬉しくなってしまい、リョウに抱きつきながら言いました。
「ね、そこポルチオ(性感帯)だよ。すごいね。感じるようになったんだね。おめでとう!」リョウは、脇ではしゃぐ私を優しい目で見ながら、少し恥ずかしそうに私を抱き返してきました。
私は、改めてリョウの新しい性感帯を指でさすりながら、今度はお腹のお臍の少し下の部分を左手でぐっと押しました。
「え・・?あ・・え?・・・」経験された方はご存知でしょうが、こうすると丁度ポルチオのポイントを体の中からと外から両方から圧迫できるのです。
リョウの戸惑いの声は、お腹を押されてどうして気持ちがいいのかわからなかったからのようです。
「ね、不思議でしょ。お腹をこうして押すと、気持ちいいでしょう?」私は、リョウの膣の中に入れている指は全く動かさずに、臍の下に当てているほうの左手をグリグリと動かしました。
「あ・・あ・・いい・・やだ・・やだ。。やめてぇ・・・」この日は、これ以上はPスポットへの刺激は控えました。
せっかく生まれた新しい性感帯です。ゆっくり時間をかけて開発していきたいと思いました。
(つづく)
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