体を重ねると、自然に私達は交わっていました。
ぎゅっと抱きしめあったままで私はリョウの中で暴れました。
耳元でリョウの喘ぎと呼吸を感じます。
背中を撫で回すリョウの手の動きが分ります。
頭を起こしてリョウの姿を見ると、リョウはキスを求めました。
絡み合う舌。同調するように動く腰。まさぐりあい抱きしめあう手。
限りなく体と体の境があやふやになってしまいます。
SEXの良さはやはりこの一体感なのかもしれません。
「愛してる」「愛してる」そして、また私達は唇を重ねました。
正上位でこうして体を重ねるのは非常にすきなのですが
残念ながらこの姿勢だとリョウのポルチオスポットに私自身が
うまく当たりません。いえ、正確に言えば当たるのですが角度が
悪いのです。
私は上半身を少し起こして、リョウの両肩に手をつきました。
もう何度も体を交わらせているので言葉にしなくても、リョウは私
が何をしたいと思っているのかわかったようです。
彼女は少し体を丸めるような姿勢で自分で自分の両足を手に取りました。
こうすると、リョウの体の奥に差し入れた時にリョウのポルチオ
スポットにいい角度で直撃するようになるのです。
同じところを刺激していても角度が違えばそれは快感にならず
むしろ不快感になったりすることもありますから不思議です。
リョウの体の奥深くにいい形で当たりました。
奥をグリグリとねじ込むように刺激するとリョウの嬌声がひときわ
大きくなりました。
(つづく)
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