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抱き方(その3)

リョウに抱きしめられながら、私は自分の気持ち・考えが間違えていないというのを確信しました。

そうなのです、時間がかかったけど私がリョウを抱く時の気持ちの根源はやはりここにあるのです。
この日記を書く理由も、リョウとSEXをする理由もやはり同じなのです。


この後、私達はポリネシアンセックスをしました。
正しく言えば、SEXをしていたら自然にこの形になったというべきかもしれません。
私が考えていたことは本当に1つだけでした。
愛しているというのを伝えたい、ただそれだけで指を這わせ、キスをし、そして交わりました。

呼吸を合わせるようにしました。指の動きも、キスのタイミングも全てリョウの呼吸に合わせてみました。
いつものように、リョウの全身にくまなくキスをしました。
上半身から下半身へ、前面から背面へ。
指先から足先、耳から背中まで、私がキスをしていないこところはないくらい舌を這わせてリョウの肌を確認していきました。

背中に舌を這わせていくときに、私は右手の中指をそっとリョウの後ろに忍ばせました。いきなり差し入れたりしないで、リョウの呼吸に合わせて背骨にそって舌でなめあげると同時に、リョウのクレパスに指を這わせました。

リョウの足がほんの少しずつ開いていきました。
私の意図を知ってのことでしょう。腰を少し上に持ち上げて挿入しやすい体勢をリョウはとりました。

「あ。。。。。」

何度目かの呼吸に合わせて、私の中指は何の抵抗もなくリョウの後ろに埋没しました。
埋没させると同時に、私は背中へのキスをリョウのお尻へのキスに切り替えました。

リョウの体内に入り込んだ中指はリョウの体内の動脈を感じています。
ドクン、ドクン、ドクンという力強いリョウの鼓動を感じながら、私はまた呼吸に合わせてリョウのアナルのポイントを愛撫しました。

「あ。あ。あぁぁぁ・・・・」

長い長い切なそうなリョウの喘ぎ声が静かに部屋に響きわたりました。


(つづく)


P.S.

こんな美しいものを私だけのものにしていいのだろうか。
リョウの裸体を見るたびに私が背負う罪悪感です。
美しい。本当に美しい。
そしてそれ以上に愛しい。
こんなに愛しいものがこの世にあるなんて。






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抱き方(その2)

いったい今度は藍はなにをやりだそうというのだろう?
リョウは、3割好奇心・7割困惑の様子でした。

「着いたら話すよ。でも、変なことじゃない。」

「そうなの?」

「うん。」

私が落ち着いて話すので、リョウは却って不安そうに見えました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シーツの中で、素裸で抱き合ってすぐに、私は話の続きをしました。
いつもだと私達はキスから始めてすぐに体を抱きしめあうのですが、この日はもっと先にしたいこと伝えたいことがあったのです。

「さっきの話ね。」

「うん。なに?」

私が切り出すと、リョウはいつもとは違う雰囲気に少し戸惑いながら私の顔を見つめていました。

「ここのところね、1つ考えていることがあってね。私はどんな風にリョウのことを抱きたいのだろうって」

「うん、それで?」

「昔は・・・もう、リョウを抱きたいSEXしたいという気持ちばかりだったのだけど、変わってきていてね」

「うん。」

「今ね、はっきりとリョウをどんな風に抱きたいのかということに対して、自分の気持ちがわかった気がしたんだ。」

リョウは返事をしないで私の次の言葉を待っています。

「リョウを感じさせようとか、自分がどうやったら興奮するだろうかではなく、」

少し言葉を切って、そして私は話を続けました。

「愛してるというのが、伝わるような抱き方をしたいって思った。」

リョウは一瞬、瞳を大きく開いて私を見つめた後に、私に飛びついたかと思うとギュッと両手を私の首に回して私を抱きしめました。

「うん、うん。嬉しい。。。」


(つづく)


P.S.

普段はあまりしないのですが、今日珍しくリョウの写真を見てしまいました。
視線をカメラに向けている写真が目に付きました。
私を見ている瞳に、釘付けになりました。

もう、何百回何千回も見なれた瞳なのに。
美しいと思いました。

日記を書きながらふと思います。
こうして書いている逢瀬の記憶は本当なのだろうかと。
この美しい瞳に私は本当に見つめられたのだろうかと。

薄れていく記憶。
私は心のどこかで、失いたくない記憶をリョウへのLove Letterとしてここに残そうと感じているのかもしれません。






抱き方 シリーズ一覧

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抱き方(その1)


私は、いろいろな気持ちでリョウのことを抱いています。

貪るようにリョウを求めることも、獣のようにリョウを犯すこともありました。
好奇心に任せて過激なことを強要したがることもありました。

また、リョウが感じる時の表情が好きでとにかく逝かせたいの一心で抱いたこともありました。
いかにリョウに多くの快感を送り込むことができてリョウを狂わせることができるかに執着したこともあります。


でも、リョウのことが次第次第にわかるようになって
リョウの心や気持ちの変化を敏感に感じ取れるようになって来て
リョウを抱く時の気持ちは明らかに変わってきています。

自分中心の感情でリョウを抱いても、乾くだけで潤わないのです。
逆にリョウの気持ちと同調しながら抱くとなんともいえない幸福感を感じるのです。

自分のリョウを抱く時の気持ちの持ち方がリョウに傾いていくのを意識しながら、私には1つの疑問がわきあがってきました。

私は、結局どんな風にリョウを抱きたいのだろう?


特に意識して答えを探していたわけではありませんが、心のどこかでいつも自問自答していました。
答えは、ふとした瞬間にあっけなく出ました。
それは、リョウと逢瀬の日のことでした。

ホテルに向かう途中で私はリョウにささやきました。

「ね、リョウ。今日ある抱き方をしようと思うんだ」

リョウは、怪訝そうな顔で私を見つめ返します。
その目は、「また、変なことしようとしてるのでしょう」という困惑の気持ちをありありと表していました。

リョウにこう思われても仕方のないことは過去に山のようにしています。
こんな風に誤解されても仕方ありません。

でも、数十分後に私が伝えたいと思っていた先ほどの答えを聞いて、リョウは嬉しさのあまり私をきつく抱きしめることになるのです。


(つづく)



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ポリネシアン・セックス(その9)

私はリョウを抱きしめながら下半身に神経を集中させていきました。
多分、リョウも同じだったのでしょう。
思いがけず知ってしまった快感に、2人とも意識を集中させていきました。

私が意識してピクリとリョウの膣の中で私自身を動かすと、それがリョウの快感を生んでリョウの膣がピクリと収縮します。同時にそれを感じて私自身が少し大きくなってリョウの膣をまた刺激するのです。

ぴく、ぴく、ぴく、ぴくと・・まるで短い時間にキャッチボールでもしているかのように私達は下半身の筋肉を痙攣、収縮させていました。

「あ・・あ・・あ・あ・あああ・・・」

リョウが快感に声を上げました。

私は一瞬迷いました。このまま2人で新しく見つけた快感を楽しむ方法もありました。でも、折角今日こうして見つけた一体感の良さをもっと味わいたいとも思いました。

「リョウ、あんまり感じちゃダメ。」

私は痙攣の連鎖を少し意識して抑えて、私達はまた抱き合いました。
そして、少し時間が経ったところでまた私自身に力を入れてリョウに快感を送り込みました。

快感を涌き起こしては休み、休憩しては快感を涌き起こして。
いったい何回繰り返したか自分でも良く覚えていません。
ただただ、反応をしてくれるリョウが愛しく、抱きしめて感じることができる一体感が心地よくリョウも私も時間を忘れてこの新しいSEXを楽しんだのでした。



時間のことが気になって体を私たちが離したのは、なんとSEXを始めて1時間半もたってからでした。こんなに長い時間交わっていたのは勿論初めてです。
リョウも私もすっかりこの世界に溶け込んでしまっていて時間の感覚を完全にわすれてしまっていました。

結局、リョウも私も絶頂を迎えることはありませんでした。
でも・・・不思議と満足しているのです。体の中にも全く不満要素がないのです。
むしろ気持ちの中では何回も交わった後にも感じつくせないような充足感がいっぱいでした。

「どうだった?このSEX。好き?またしたい?」

「うん、大好き。またしようね。」

「うん。よかった。気に入ってくれて。私もすごく良かった。」

私達はこのSEXの仕方を止められなくなっていくのでした。


(つづく)

P.S.

ポリネシアンSEXはここまでです。
でも、この日の逢瀬ではもう一つ大きなことがありました。
題名を変えて続きを綴っていくつもりです。


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ポリネシアン・セックス(その8)

時間の感覚がなくなっていました。
体をこれ以上ないくらいぴったりと密着させて抱きしめあっていた時間はどれくらいだったのか未だに検討もつきません。飽きることもなく抱きしめあっていて私はふと我にかえりました。

抱きしめる腕の力を弱めて、自分とリョウの腕を解き私はリョウの顔を見つめました。
そっとやさしく見つめ返すリョウの瞳は透明で澄んでいました。

「脚・・痛くない?苦しくない?」

小さな声で私はリョウに聞きました。正上位のまま倒れこんだので女性の脚に負担をかけてしまっているのに気がついたのです。

「うん。平気だよ。だいじょうぶ。ありがとう。」

私はまたリョウを抱きしめる為に背中に両腕を回しました。
リョウもまた先ほど同じように抱きしめ返してきました。
そして、また同じように私達は交わったまま抱きしめあったままの状態でじっとしていました。


長い時間同じ体勢でいるのは本来はきついことです。でも、この時はかなり長い時間同じ姿勢でいた記憶があります。
ある弾みで、私の体がピクリと動きました。筋肉が少し痙攣したような感じで。
同時に私自身にピクンと力が入ってしまったのです。

「・・ん・・・」

リョウは小さく吐息を吐くと同時に私と同じように膣をピクンと反応させました。
あっ・・・私は心の中で声をだしていました。
リョウの膣に締め付けられるような一瞬の感覚に感じてしまったのです。

ぴくん、ぴくんという私とリョウの筋肉の動きは連動していてしかもホンの一瞬の出来事でした。しかし、そのほんの一瞬に相手を意識して相手の存在を意識してなんともいえない快感を感じました。

あ・・動いている・・・ それをお互いに感じるという表現がわかりやすいでしょうか。

私は、試しに今度はわざとリョウの中でピクリと動かしてみました。
リョウの反応すぐに、ピクンと返って来ました。
リョウは故意に動かしている様子はありませんでした。やはりあくまでも私の動きに反応してしまっている感じでした。


(つづく)


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リョウと藍

  • Author:リョウと藍
  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
    本ブログはYahoo! JAPANに掲載されています。

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