今あの時のことを思い出して、こう思うのです。
あれは、二人の身体に電流が流れたのだ、と・・。
プラグを、コンセントに差し込んだ時のように。
電池を、プラスとマイナスを間違えることなく、はめ込んだ時のように。
二人の身体の中を、何かが走ったのです。
二人の身体を、駆け巡ったのです。
一緒にイクということは、ああいうことを言うのだと思います。
ただ、単体でイクのとは明らかに違う、何か。
あの経験が無ければ、私は今もその感覚を知ることは無いでしょう。
そして、まだきっと「夢のまた夢」だと思っているに違いありません。
藍にとっては、過去に何度も経験のある出来事です。
それでも、私にとっては初めての、それはそれは衝撃的な事件でした。
あのことがあったからこそ、今
電マを使わずに、藍と交わったままイケるようになるための階段を
一段、また一段と、登っていけるのだと思います。
藍。
私の相手は、これからも一生、あなただけです。
藍。
私と同じ時を過ごすのは、これからも一生、あなただけです。
だから、藍。
ずっとずっと、私と一緒にいてください。
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