そして、終わりです。
また、いつもの陽気な二人に戻りました。
-----28通目-----
うん。そのナイフすごく鋭利だね。。
いつ刺されて、動けなくなるかわかっていないと。
切られてもね、しばらく気づかないぐらい、それぐらい
切れ味のいいナイフにしたい。
今よりも、もっともっと。
うん。本当に楽しい。
すっごい興奮するし、リョウに操られるのたまらなく気持ちいい。
楽しい・・の?
私はね、自分の気持ちはわかるんだ。
楽しいって。
だけど、藍のそういう気持ちは、わからない。
理解できない。
だからね、そういう話をしてるときはいいけど、それが終わって
今みたいに普通に会話をするようになるとね、とたんに不安になる。
でも、最後にちゃんとフォローしてね。
戻れなくなると、リョウとの関係が危なくなる。
それだけは、避けたい。だから、気をつけなくちゃいけない
とも思う。
うん。
それ以上に、今すぐM男を落とそうとしそうだったことかも。
リョウなら、多分いちころだよ。あちこちのM男なんて。
やってみよっか。
なんてね。
言うと、きっと藍はまた「ドキーン!!」なんてするのかなw
うん。今みたいにメリハリをつけてくれると助かる。
今は、藍の胸に頬をぺったりはりつけて、藍のにおい嗅いで
安心してるリョウだよ。
うん、有難う。
愛してる、リョウ。
うん。愛してくれて、ありがと。
愛してる、藍。長い長い会話でした。
でも、これはある意味本当に最初の一歩に過ぎませんでした。
リョウのサディズムはこの後もっともっと成長していきました。
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