リョウと寝た男の精液が付いた下着に私は舌先をつけました。
匂いと違って味は流石にほとんどわかりません。
ただ、そういう行為をさせられていることが、その屈辱感が
私をもっともっと深いところに落としていきました。
嫌だとか、悔しいとか、そういう感情が消えてとけてしまって
いました。
寧ろ、もっともっと匂いを嗅ぎたいと思いました。
もっともっと味を確かめたいと思いました。
もっともっとリョウに責められたいと思いました。
そんな私の気持ちをリョウは察知したのでしょうか。
リョウは下着を私の顔から剥ぎ取ると、ゆっくりと私の前に
立ちはだかり、そして今度は自分の局所を私の顔面に近づけ
てきました。
もう、同じじゃないかと思う方も多いのでしょうが。
下着で間接的にというのとリョウの局所を直接にというのは
やはり根本的に何かが違います。
リョウのあそこには私以外のペニスが入っていたのです。
そして、リョウはそこを私に今こうして舐めさせようとしている
のです。
一瞬で正気に戻った私は、やはり大声を出して逃げようとしました。
抵抗は無駄だということは、わかっていました。
でも、逃げないではいられませんでした。
そして、また、先ほどと同じようにリョウの凍てつく瞳に射抜かれて
私は小刻みに震えながら体を硬直させていきました。
(つづく)
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