私が書いた日記と、私が言った一言のせいで、藍を傷つけてしまいました。
本当は、藍をこんな形で傷つけたくは無かった。
本当は、藍が傷ついた姿を見たくは無かった。
何度も、謝りました。「ごめんなさい。」
藍は、許してくれました。そして、藍に言われました。
「そろそろ、お兄さんの呪縛から離れなさい。」
『呪縛』それは「嫌われるのを怖がること」「愛することに自信をもてないこと」
「リョウはまだ、愛し方ってわかってないよ。それがね、呪縛だよ。」
「愛されるのを求めるのって意味がないよ。
どれだけ相手を愛するかしか、自分はできないんだから。
案外いいもんだよ。愛されることを求めるよりは、相手を愛してしまうのって。
リョウ?気がついてるでしょう?
私ね。リョウに「愛して」ってほとんど言わないよ。
私はリョウを愛してるから、それでいいんだよ。」
この間の、戸籍上の結婚相手との間の出来事(藍の日記の「リョウの体」です)が
私の感覚を、おかしくしてしまっていました。
藍。愛してる。
今なら、言える。
藍。愛してる。
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