時間があるときに私達は一緒に風呂に入る。
必ず1度は交わった後にではあるのだけど。
リョウの匂いが消えてしまうのは少し寂しいけれど、リョウと重なりあいながら風呂に入るのは至福のひとときだ。
前にも日記で書いたことがあるとは思うのだがリョウは手にボディーソープをつけてそのまま洗ってくれる。
それこそ、全身くまなく洗ってくれる。
リョウの細い指が私の体を撫でるように滑り始めると自分の体が非常に敏感になってしまうのを自覚する。
本当に、本当に優しい指の動き。
面倒くさがることなく丁寧に本当に丁寧に隅々まで。
付き合ってすぐの頃に当たり前のように私の足の指の間を自分の太ももに乗せてリョウは洗ってくれた。
未だにこの時の衝撃を私は忘れられない。
セクシャルな感じは全くしなかった。かといって母親が子供の体を洗うような母性とも違うやはり気がした。
リョウは私に経験したことのない愛撫を沢山してくれている。
彼女は自分ではそれをするのが好きだという。
愛情を込めた愛撫とはこういうものなのだろう。
今こうして指先の感覚を思い出すだけで私は幸福感に満たされてしまう。
離れられなくなってしまっているのは間違いなく、私だ。
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