私自身はまるで、魔法にかかっているかのように、何もしないのに既に天をむいていきり立っていました。居場所をリョウを求めて早く早くと私の気持ちを急かしました。
自分の頭が段々沸騰していくのがわかります。思考がまだらになっていきます。
ボーっとした頭のまま、服を脱いでベッドに上がり、リョウの脚を開いて自分自身をリョウの入り口にあてがいました。
正上位からゆっくりと腰を前に突き出していきました。
「うぁぁぁあああああ・・んん・・」リョウの声は湿っていました。
私の挿入に対して耐えられないというように腰を逃げるようにグラインドさせます。
私は、リョウの腰を両手で押さえてさらに差し込みます。
「んぐ・・・あ。あ。あ。あ。いい・・・」声の上げ方、腰の動かし方などいつもと全く違いました。
リョウがひどく欲情し感じているのがわかります。
ホンの少し私が腰を動かしただけで、リョウの目の焦点は合わなくなりどこか遠くを見ているような表情になりました。
リョウは後ろ手に縛られているので、正上位は上半身の体重が腕にかかってしまいます。正上位のまま犯し続けるのはリョウの体に負担をかけます。
私は一度結合を解いて、リョウの体を横に倒して再度側位で挿入します。
リョウは、体の力が完全に抜けていて全て私のなすがままになっていました。
リョウがこんなに腑抜けになるのは電マで何度も何度も逝かされた後ぐらいしかありません。
側位で私がリョウを犯し始めると、リョウは目を見開いて口を大きくほの字開けたままになりました。時折思い出したように呼吸をするだけで首から上が硬直したような感じになりました。
そして、急に喘ぐと目を閉じて快感を体で受け止め、そしてまた目を見開き口を大きくほの字にあけるのです。
今までと全く違う反応を見せるリョウ。
リョウを犯しながら、私は再度デジカメを手にとって変化を見せるリョウの写真を撮り続けました。
私の手は既に興奮で震えてしまい上手くシャッターが切れませんでした。
全身が火が付いたように熱くなっていくのを感じました。
リョウの様子を見ながら、私も陶酔の世界にどんどん引き込まれていったのでした。
(つづく)
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