リョウの3つ目の嗜好
「見られたい。安全に人前でいやらしいことをしたい。」
の続きです。
私にもこのリョウの嗜好はなかなか理解しづらいものでした。
何度も話をしているうちに見えてきたことはこんな感じです。
「安全な状態でなければ嫌だ。」
「スリルを求めているわけではない。」
「相手を代える、俗に言うスワッピングは絶対に嫌だ。」
「SEXしているところをじっと見つめられると緊張してしまいそうだ」
「同じ部屋でそれぞれが他のカップルが何をしてるのか気にもせず
セックスしてるようなイメージがいい」
始めに私が思ったのは、相互鑑賞やカップル喫茶のイメージでした。
でも、リョウの中ではスワッピングは絶対に嫌だというのです。
(私もスワッピングは好きではありません。したいとは思いません。)
相互鑑賞やカップル喫茶の情報を集めてみると
どうしても、スワッピングなどに結びつく話が多く、また
リョウが強く持っているイメージの
「他のカップルが何をしているのか意識せず・・」
というところと食い違ってしまうのです。
私もリョウのこの感覚を完全に理解できてはいないのですが
私なりの解釈はこんな感じです。
リョウが求めているものは
「SEXの淫靡な雰囲気がそこはかとなく広がった状態で私と交わること」
だ、と。
多分、そういう雰囲気が彼女をひきつけるのだとおもうのです。
その雰囲気というのは、ラブホテルでHビデオを流して置けばいいというような
ものではなく、もっと人の気配を感じられなくてはならないようです。
ただ・・現実の世界でそういうものを求めるのはなかなか難しいような気がします。
(つづく)
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