それは、ある日の逢瀬の最後の時のことでした。
もう、その日は別れなくてはならないことになり、私は
リョウと離れたくなくてベッドの上で名残のキスをしていました。
リョウとはありとあらゆるキスをします。
フレンチキス、ディープキス
舌先同士を触れ合わせるものから、舌を絡めるもの
これ以上ないようなバリエーションでリョウとはキスをしていました。
ここまではいつもと同じでした。
違ったのは私がリョウの口の中に舌を滑り込ませて
リョウの舌の奥のほうに触れた時でした。
深く、舌を絡ませたいと思ってリョウと私は口を大きく開けて
十字に重なるようにしてキスを貪っていました。
その時です。
リョウの体がピクリと震えたのです。
私はかまわずキスを続けました。
舌の奥のほうをくりくりと犯すようにキスしました。
ぴく、ぴく・・・びくびく・・
明らかに普段と違うリョウの反応でした。
(まさか・・・感じている?)ふと、唇を離してリョウの表情をみると・・・
とろとろにとけきっている女の表情をリョウはしていました。
(キスで? いったどこで感じている?)私はいろいろポイントを替えながらリョウの様子をみて
キスを続けました。
(つづく)
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