顔面にリョウの局所が迫ってきました。
何をされるのか、私はわかっています。
でも、身動きは出来ませんでした。
鼻の上のところにリョウの入り口がぴったりと乗りました。
「匂い。嗅いで。」私は止めていた息をふっと吐いて、そして匂いを嗅ぎました。
リョウは濡れていました。
私の反応をみて興奮していたのだと思います。
そして、リョウの愛液以外の匂いもしました。
先ほど下着を嗅いだ匂いよりもずっと濃いスペルマの匂いでした。
ほんの少し嗅いだだけで、すぐにそれとわかりました。
「やだ!やだやだやだ!!!」私は上体を起こして必死に逃げようとしました。
リョウはがっしりと私の体をリョウ自身の体で押さえ込んで
私を決して解放しようとしませんでした。
「嗅ぎたいでしょう? すきでしょう?こういうの。」リョウはまた私に覆いかぶさるように局所を押し付けてきました。
「嗅ぎなさい。いっぱい匂い嗅いで。」有無を言わさぬ迫力でリョウはどうしても私に嗅がせる
つもりに見えました。
私は匂いを嗅いだらもうだめだと直感していました。
これを嗅いでしまったらもう逃げ出せなくなる。そういう直感が
働いていました。
リョウも恐らく同じことを考えていたのでしょう。
匂いを嗅がせてしまえば、私は完全に堕ちると確信していたのでしょう。
「嗅ぎなさい。」(つづく)
苦しむ顔と、逝く時の顔 シリーズ一覧
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