「こっちにおいで」そろそろと近づく。顔は見れない。見れるわけない。
女王様の姿を見るなんて奴隷としてふさわしくない。
あとで、もっと見ておけば良かったと後悔しても
恥ずかしくて見れない。
抱きしめられた。。。リョウ女王様に。
一瞬のことでおろおろしてしまう。
はずかしい、もったいない。うれしい、でもふさわしくない。
リョウ女王様は私の両頬を両手で持ち上げるようにして
目をあわせさせる。
あっ・・・とたんに目を伏せてしまう。
見れるわけない。バチで目がつぶれてしまう。
こんなに美しいものを見ていいわけがない。
「舌を出して」リョウ女王様の言うことを素直に従う。
頬をなでられながら舌先を親指と人差し指でつままれて
そしてぐいっと力を入れられる。
「アガッ・・・はぁ・・・・」一瞬でパニックになる。頭がぐるんぐるん中で回る。
(痛い・・・あれ・・・あれ?・・・気持ちいい・・・)痛いはずの舌責めが快感を生んだ。
口から全身に甘い快楽がジワリと広がる。。。。
自分でも混乱する。痛いはず、何で気持ち良いんだ??
リョウ女王様の目の前で陶酔の表情をしてしまう。
「あっ・・・あぁ・・あぁっ・・」明らかに喘いだ。気持ち良いからどうしようもない。
とめられるわけがない。
(つづく)
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