少し前のことになります。
日記の中断をしていた時のことです。
年末年始、2人の都合がなかなかつかないで
ずっと会えない日が、続いていました。
あるできごとを境に、2人はなんとなく
2人の関係の終わりを、意識し出してしまいました。
勿論、大きなケンカをして
連絡を取らなくなったとか、そういうことではありません。
毎日ほとんど欠かさず、話をしていましたし
別れ話など、一度もしたことはありません。
でも、今思うと、やはりあの時期
2人は、別れを意識していました。
そして、不思議なことに2人共
自分の気持ちには、揺るぎない自信があったにもかかわらず
相手に捨てられるのではないかという不安に、駆られていました。
言葉の限界・・なのでしょうか?
こうした、不安は言葉をいくら交わしても
やはり、不安なのでした。
そして、新年を迎えて、初めての逢瀬の時。
待ちわびていたような、それでいて会いたくないような
不思議な気持ちで、私はリョウに会いました。
(つづく)
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