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リョウの愛撫日記 ~~これは、序章にすぎない(その2)

たっぷりとローションをつけて、存分に亀頭責めをしてかわいがってあげる。
いつものような、狂おしいほどの我慢の声が聞こえない。

ロープで拘束している分、自ら逃げ出してしまいたいという欲求を抑える必要が無くなり
その代わり、ただただ叫び声をあげ続ける。

時々ふと意識が遠くなるような表情をし、快感に酔いしれているかと思うと
また突如として口から叫び声をもらし、現実に戻ってくるというのを繰り返す。

顔を、覗き込む。
幸せそうな顔。
一変して、苦痛にゆがむ顔。
様々な表情を見せながら、藍は私の顔を見上げる。

「ね。お願い」

突然の藍の声に、私は手を緩め藍の顔をじっと見る。
本当に突然だったので、ひょっとすると
この責めを終わらせるためのお願いかもしれないと、少し緊張する。

「・・何?」

少しの沈黙の後、藍がなんとも言えない声を出す。

「・・・・・足で、踏んでほしい・・」

とっさのことで、藍が何と言ったのか頭の中で理解できない。
私は、聞き返したかもしれないし、聞き返さなかったのかもしれない。

          ・・今、藍は、何て言ったの!?

頭の中が、軽いパニックを起こす。

まるで、バラバラになったパズルを組み立てるように
ゆっくりと、藍が発した言葉の意味を理解していく。

          今、藍は踏んでほしいと言ったの?
          誰が何を踏むの?
          私は、何を踏めばいいの?
          私が、藍の身体を踏むの?
          藍は、私にどこを踏んでほしいと言ったの?



でもそれは、いつだったか電話をしていた時に聞いた、藍の願望。
思い出して、今藍がどういう状況なのかを再認識し
なるべく平静を装い、取り乱した感情を表に出さないよう答える。

「いいよ」

私は体勢を変え、藍の顔に足を近づけた。


(つづく)


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リョウと藍

  • Author:リョウと藍
  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
    本ブログはYahoo! JAPANに掲載されています。

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