カップルには、組み合わせの良し悪しというものがあると思います。
相手の出っ張っているところと自分のへこんでいるところ
自分の出っ張っているところと相手のへこんでいるところ
うまく噛み合えばきっとカップルはうまくいくのだと思います。
例えばSEX。
自分が満足したい同士のカップルのSEXは下手をすればわがままのいい合いになって破綻してしまいます。
相手を満足をさせるのが好きな人、自分が満足するのが好きな人。
こういうカップルは少なくともひっかかるところはないのではないでしょうか?
リョウと私はSEXに関して、どうも凹と凹の状態があったようです。
つまり、リョウは自分が満足するよりも相手を満足させたいと思い
私も自分が満足するよりも相手を満足させたいと思うタイプでした。
いつも話をしていて、すれ違ってしまうのがこの「相手を優先させること」でした。
お互いに、相手が気持ちよくなって狂ってくれるのが一番いいと言い始めてしまうのです。
別に謙遜するとか譲り合うとかそういうのではないのです。
2人ともそういう性格、性癖なのです。
リョウと私がFEMDOMにはまってしまう、はまってしまった理由は正にここにあったのです。
FEMDOMに没頭している時はどちらかがどちらかを狂わせているのではないのです。
リョウも私を狂わせているし、私もリョウを狂わせているのです。
女王様になっているリョウが、普通では考えられないことを「責め」として私にします。そうすると、私はそのリョウの狂い始めた様子をみて「責め」受けながら狂ってしまうのです。そして、私が狂うこと見ながらリョウもまた狂っていくのです。
リョウは狂い始めると、また普通では考えられない「責め」また私に加える・・・
お互いが相手の狂った様子を見て満足しそして自分も狂っていくそういう相乗効果を生んでいたのです。こうした狂気の連鎖が私達をあの世界へとさらに没頭させていっていたのです。
リョウも私も自分たちがどうしてこうまでしてあの世界にはまっていくのか理解できないでいました。ふとした会話から私達はようやく自分達の本当の姿を理解するようになったのです。
そして、お互いが本当の自分の姿を欲望を理解して相手の欲望を受け入れることをまた喜びとすることができるようになりました。そして同時に本当は自分達はもっともSEXの相性のよいカップルなのだということも理解できました。
今までは、なかなか自分たちが最もしっくり来る付き合い方ができなかっただけなのです。
リョウも私も当分はこの世界を愉しむことでしょう。
相手を狂わし、自分が狂えるこの世界に。
(FEMDOM: Female Domination 女性(による)支配)
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