会ってすぐ、私の気持ちの中の不安は
そのほとんどが、消え去りました。
ほっとした気持ちもほんの一瞬で
すぐに、愛しい気持ちでいっぱいになりました。
「ああ、会えて良かった。本当によかった。」
もう、そればかりでした。
そして、リョウも同じ気持ちだったようです。
安心しきったいつものリョウの顔に、すぐ戻りました。
リョウと付き合って、初めてかもしれません。
この日は、私は自分の中に
耐え切れないような性欲は、感じませんでした。
それよりも、リョウが今までのような反応を示してくれるかどうか?
その一点が、気になっていました。
リョウは、過去の経験のせいもあって
気持ちの持ち方と、体の反応とが、ダイレクトにつながっています。
今、リョウの表面上の気持ちが私を受け入れていても
深層心理の中で、私を拒絶していることも、あり得ると思っていました。
まるで、処女の子を相手する時のように、気を使いながら
リョウにキスをしました。
一つ一つ、反応を確認するみたいに
ゆっくりと、リョウの体に触れました。
首筋、襟元、耳。。。
脇、胸、乳首。。。
そして、太もも、腰骨、あそこ、クリトリス。。。
リョウも、始めは少し緊張していましたが
私の愛撫が心地よいのに安心したようで、去年のような反応を示してくれました。
もちろん、控えめではありましたが。
リョウの表情をみて、本当に2人が同じ心配をして、同じように緊張し
同じように安心して、同じように興奮しているのを、確信しました。
ああ・・この一体感。なんとも言えない感じです。
(つづく)
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