この日の私の愛撫は、ここまででした。
リョウをイカせることが、目的ではありませんでしたので。
安心したのでしょうか?
リョウは、いつものいたずらっぽい目をして
今度は私の愛撫を始めました。
上半身から、下半身に向かって全身くまなく
時に優しく、情熱的にキスをしてくれます。
そして、私の快感の中心にキスが及ぶと
いつものように、それをやさしくなめ上げ
口に含み、唾液をからませます。
手で敏感なところを、巧みに場所を変えながらさすって
その間に、私の袋を舌で愛撫します。
「ああ、リョウのもとに戻ってきたのだな」
戻るというのが適切ではないのはわかっているのですが、この時はそう感じました。
リョウがふと愛撫をやめて、私の顔を覗き込みます。
リョウ:「ん・・欲しくなっちゃった。でも・・・」
わたし:「そうだね、今日はやめておこうね」
リョウ:「・・うん。・・・」
リョウは私の下半身を離れて、私の腕の中に戻ってきました。
そして、2人は抱き合いながら、しばしまどろみました。。。。
その日、別れた後に話をしました。
お互いに安心したこと、不安が消え去ったこと
今までの関係に、きちんと戻ったこと
今まで以上に、好きになってしまったこと。
そんなことを確認しました。
この日を境に、2人の関係は、明らかに変化しました。
私もリョウも、その気持ちの距離が、ぐっと近付いた気がします。
リョウの言葉、しぐさ1つで、彼女が何を考えているのか
何を苦しんでいるのか、何を求めているのか
漠然とですが、つかめるようになった気がしています。
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