空白の時間の後にリョウと電話で話をしてからは
日記には書き切れないほどいろいろな話をしました。
始めはどうしてもぎこちなかった会話も次第次第に
回数を重ねる毎に今までの私達の会話に戻ってきました。
やはり、2人で歩み積み上げた年月の長さのお蔭なので
しょうか?
ほとんど、会話自体は今回の一連のことが起こる前と
同じになった気がしています。
特に、
先日の日記に書いた共同作業の話は、リョウにも
その意図が以心伝心で通じたようで、まるで知り合った
時のように2人で楽しんで作業をすることになりました。
ただ、リョウも私も1つだけどうしようか考えあぐね
決断をしかねていることがありました。
それは・・・また、会うということでした。
私の気持ちの中では会話もそうであったように何回か
逢瀬を重ねるうちにまた元の2人の関係に戻るのだろう
という予想は確かにありました。
でも、いざ、会おうということになると、どうしても
2の足を踏んでしまっていました。
話の流れで、来週の予定に話題が移ったところで、2人の
都合の良い時間がきまりました。
2人とも会いたくないわけではありませんでしたので
会うことに自然になりました。
表面上の言葉とはやはり違って2人とも実は怖がっていたのは
後になってわかったことでした。
(つづく)
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