それはリョウと寝取られの話をした日のことでした。
1通のメールから、始まったその事柄は目の前で起きている
わけではありませんでしたが、否応にも目の前で起きているような
錯覚を起こさせて私を狂わせました。
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「今日か明日の夜、抱かれようと思う。
もちろん、自分から誘って。
わたしが好きなシチュエーションで
わたしが抱かれたいように、抱かれるつもり。」
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突然のメールに私は気が動顛しました。
まさか、とは思いつつも、でもリョウは一度こういったら
きっと実行する女性であることは私が一番良く知っていました。
やきもきする気持ちをじっと抑えて、私はリョウからの
次のメールを待ちました。
(今日か明日といっているところから、ひょっとすると今晩では
ないのかもしれない。)
私は焦る気持ちをそうやってごまかしていました。
そして、夜になりました。
とうとうリョウからメールが来ました。
この時の興奮をどう伝えればよいのでしょうか?
実際にそうなってほしいと思う気持ちもあります。
でも、そんなことは嫌だと思う気持ちもあります。
リョウがどんな風に・・・と妄想すらしてしまう気持ちもあります。
期待と不安と興奮の中で、私はメールをクリックしました。
(つづく)
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