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リョウより  ~~雪の言葉(その1)~~

わざと、黒いドレスのような服を着て、藍に会いに行く。
これは、私の戦闘服。
これから、私が藍を奈落の底へ突き落とすための
心と身体の準備。

前日の夜話をした、熱い記憶を蘇らせながら起きた私の
今朝、起きるなり気持ちが高揚して、身体が熱を帯びたであろう藍の
二人のための、楽しい一日のための準備。


待ち合わせ場所で会った瞬間の藍の顔は
今でも鮮明に思い出せる。

「落ちている顔」そのもの。

私が過去に、幾度と無く撮った写真の中の藍の表情と同じ顔。
私に責め落とされ、心を奪われている時の藍の顔。

でも少し、私にそんな姿を見せてしまって、嫌われるのではないかと
危惧している時の顔。
「落ちていいの?」と、不安げにこちらを見上げた時の顔。

写真を撮られて、恥ずかしさに心を震わせている顔。

いろんな藍の表情が交じり合って作り上げられた、Mの顔。
これから私に落とされることを期待した、Mの顔。


「会う前から、落ちた状態でいて」という
今朝送ったメールそのものの表情をした藍を連れて、私は部屋へと向かう。


(つづく)

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雪の言葉 シリーズ一覧

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リョウの愛撫日記 ~~これは、序章にすぎない(その6)

仰向けに寝かせた藍を、私はまた違った方法で苦しめようと思う。

亀頭責めはもうしない。
激しく、イカせることだけを目的とした愛撫をする。

しばらくしてから、悲痛な声が小さく私の耳に届く。

「やめて」

私は何か、重大な失敗をしたのだろうか・・?
私は何か、藍に不快な思いをさせただろうか・・?

頭の中を、クエスチョンマークが行ったりきたりする。

「どうして嫌なの?」

聞いても、何も答えが無い。
少しイラついたように、答えをせかすように、もう一度問う。

それでも答えない。
どうすればいいのかわからず、黙っていると
やっとのことで藍が口を開いた。

「指を入れて・・」

どうしてそうしてほしいのか、何故あのままイカせてほしくなかったのか
何もわからないまま、問いただすこともせず、言われた通りにする。


私としてはあのまま続け、その後も何度もイカせようとしていたので
少し、責める気持ちが消えたようになる。


後ろに指を入れてほどなくして、藍の咆哮と共に白い液体が飛び散る。
腕をしばったロープにまで到達するほど、大量に、勢い良く。


それを見た後に、約束を果たそうと思う。

「ロープで縛り付けて、動けない状態でイカせ、その後亀頭責めをしてほしい」

あの、何度も聞いた約束だ。

して欲しい気持ちと、して欲しくない気持ちが交錯しているのを知りながらも
ロープで縛り付けるということをなかなかしなかったため
今まで実現することはなかった行為。


声にならない叫び声。
逃げようとよじる身体。


ただそれは、最初に「踏んで欲しい」と言われた時の衝撃が
強烈に頭に残っている私には、もうぼんやりとした記憶としてしか、存在していない。



この日の出来事はタイトルの通り、今後の二人にとって序章に過ぎないことを
私はこの後しばらくして、藍とのチャットを繰り返しした後に、知ることになる。

そう、藍がMとして目覚め、私がSとして本格的に目覚めるきっかけが、この日の日記なのだ。



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リョウの愛撫日記 ~~これは、序章にすぎない シリーズ一覧

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リョウの愛撫日記 ~~これは、序章にすぎない(その5)

延々と、もうこの状況が何分ぐらい続いただろうか。
私は、もっと藍を恥ずかしい目にあわせたいと思い始めていた。


          これじゃ、まだ足りない。
          これじゃ、まだ藍を完全に狂わせてはいない。
          まだまだ、藍をおかしくさせることはできるはずだ。
          もっともっと、藍を責めるんだ。責め続けるんだ。


「後ろを向いて」


前で腕を組むようにロープで固定されている藍は、動きにくそうに
でも、私の言うことを素直に聞いて体勢を変える。

「恥ずかしい格好だね」
「こっちもしてあげるね」


うつ伏せで、膝を立てた格好の藍のあそこは、丸見えになっている。

少し優しく愛撫をした後、私が今の段階で、唯一藍を犯すことが出来る方法で
藍を犯し始める。

私の指は一瞬にして、男性のそれへと私の心の中で変化する。
ずぶずぶと、奥へ奥へと突き立てる。
後ろから無抵抗の女を犯すように、藍の腰を抱え
挿入することが快楽なのだと云わんばかりに、私の心すら藍の身体へと埋め込んでいく。
私の右手は男性の象徴となり、左手は藍の男性自身を硬く大きくさせる。
藍の身体の内側からと外から、背中を密着させ、「犯す」という作業を繰り返す。

本当ならそのまま私の精神の絶頂と、藍の身体の絶頂を同時に迎えたかった。

ただ、この体勢はロープで固定された藍の身体に少し無理があったため
あまり長時間そのまま犯すことは出来なかった。


私は再び、藍に身体を反転させるように指示する。


(つづく)


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リョウの愛撫日記 ~~これは、序章にすぎない シリーズ一覧

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リョウの愛撫日記 ~~これは、序章にすぎない(その4)

「足。 舐めて」

少し強引に口元に近づけた足を、藍は素直に私の足の指を口に含む。
いつも、私を感じさせるために、愛撫する時の舐め方とはあきらかに違う。
仰向けに寝転んでいるので、顔を横に向けても私の足の指を上手く舐めることが出来ない。
親指だけを、かろうじて口に入れているだけ。

そのうち、呆けたようになり、口に集中力が無くなってきた。
口を開けたまま、私の足が藍の顔から離れたのだ。

「どうして離すの」

決して、強い口調ではない。
女王様が奴隷に命令するような口調では、話していない。

それでも、藍は一瞬びくっと身体を震わせた。
まるで、怒鳴りつけられた子犬のように。

顔が強張り、目を見開き、私を凝視した藍の顔は
恐怖心に怯えるようでもあり、またそれに心を打ち振るわせるようでもあり
どこか、何かを期待するようでもあった。
そしてそれは、その後の私の心の変化をも生み出すことを
この時の私達はまだ気づいていない。


「あ・・あ・・・あ・・・・・」

何かを、言おうとしているのかもしれない。
でもそれは、私に侮辱されることを嫌った反応には見えない。

その時の藍の顔が、あの時以来私の頭から離れない。
思い出すと、自分の中の鬼畜な部分が増幅されるようだ。


藍が望む私。
それとは違った、私が望む私。


私は再び足を藍の口に入れる。

「ちゃんと舐めて」

少し舐めるが、また藍は口から離してしまう。
どう見ても、その状況に陶酔していて頭が真っ白になっているようだった。

私はそれ以上足を舐めることを強要せず、亀頭責めだけを続けた。


(つづく)



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リョウの愛撫日記 ~~これは、序章にすぎない シリーズ一覧

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リョウの愛撫日記 ~~これは、序章にすぎない(その3)

藍の顔を、私が踏みにじる。


最初、藍の顔に足を近づけた時に感じた違和感。
藍の頬に足が触れ、藍の顔の輪郭が大きく歪んだ時に感じた違和感。

それは、何だったのだろう。
自分でもよくわからない。

でも、日記を書いている今はこう思う。
それは、戸惑いだったのだと。


こんなことをして、本当に藍が喜ぶのか?
こんなことをされて、藍は本当に嬉しいのか?
以前、藍がしてほしいと電話で言った時の私の反応を見て
私を喜ばせるために、ただ言っただけなのか?


もちろん、そこまで深く考えたわけではない。
そういう意味合いの戸惑いだったのではないか、そう思うだけだ。


だが現実に、藍の左の頬は私の足によってその形を変えている。
足でぐいぐい押され、その行為に酔いしれる藍。

しばらくして、少し私の頭が落ち着くと
今度は、私の欲望がまた復活する。

もっと、藍を感じさせたい。
もっともっと、藍を狂わせたい。
私によって、どんどん壊れていく藍を見たい。

「Sのリョウに、ひどいことをされてみたいんだ」

そう電話口で告白した藍を思い出し、藍をMとして扱ってみようと思う。

藍を、この手で壊すこと。
それが、私の欲望。
藍が望むなら、私はSにもMにもなりたい。


(つづく)


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リョウと藍

  • Author:リョウと藍
  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
    本ブログはYahoo! JAPANに掲載されています。

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