この体位がもっともリョウの絶頂に近いものだというのは2人ともわかっていました。
何度も何度もリョウの体には波が訪れ、その度に最後の最後でオーガズムの
波に乗り込むことができずにいました。
リョウにストロークを打ち付ける私だけではく、リョウも大汗をかいて
交わり続けました。
男性の方であれば判ると思うのですが・・・
長時間ストロークを続けると大きな2つの問題にぶつかります。
1つは、体力的な問題。
普段の生活ではなじみのない体勢でのなじみのない動きはどうしても
体力的な限界を早く訪れさせてしまいます。
もう1つは、快感の問題。
いくら自分で動きをコントロールできるとはいえ、自分が快感を与えると
言うことは自分も快感を受けるということです。
特に、後者は非常に辛いものでした。
リョウは感じ始めると、膣を締めることが出来るようになっていました。
彼女は同時に体位も微妙にずらして膣とペニスの接触するポイントを
自分で調整できるようになってきていました。
彼女の気持ちいい体位は私にとってもやはり気持ちいいもので、ともすれば
あっという間に自分だけが先に昇天してしまいかねない状態でした。
呼吸を整えたり、唇をかみ締めたり、ありとあらゆる快感から逃れるすべを
尽くしました。
そして、最後の時がきました。
体力も忍耐も限界に近づきました。
「リョウ、ごめん、もうだめ・・・」(つづく)
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