過去の写真をごらんになればわかるように、リョウと
私はいままで部屋を明るくしたまま交わっていました。
リョウといろいろな話をしている流れで、一度暗くして
交わってみようということになりました。
リョウはそちらのほうが落ち着くというのです。
「明るいままだとね。やっぱり恥ずかしいの。」こんなに長く付き合っていて、リョウのことを意外に
わかっていない自分に少し驚きました。
やはり、明るいと自分が乱れる姿を私に見られるのが
恥ずかしいようです。
リョウが近頃になって私に表現するようになった、この
恥ずかしいという気持ちを大切にしたいと思いました。
部屋で照明を落とすと本当に僅かな光しかなくなり
リョウの姿はぼんやりとしか見えなくなりました。
この日はリョウのバイオリズムがいまひとつだったことも
あって、私はリョウと交わるつもりはありませんでした。
薄いガウンを着たままで、2人とも布団にもぐりこみました。
リョウはすぐに私に抱きついてきました。
こういうとき私は彼女を本当に愛しいと思います。
「ほら、はだけてる。」私はリョウの胸のところがはだけそうになっているのを
直してあげました。
この日はリョウを癒してあげたいと心から思っていました。
(つづく)
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