私はリョウの顔をじっと見つめながら。
リョウは私の口元をじっと見つめながら。
ずっと私はリョウのことを話していました。
リョウはただずっと聞き役で私は余り物を考えないで
フィーリングだけで話をしていました。
「リョウ。」
「ん? なに?」
言おうと思って、急に恥ずかしくなって言えなくなってしまいました。
すると・・・
「うん。」
私はびっくりしました。え?言わないで通じたの?と。
「なんていおうとしたのか、わかったの?」
「ううん。わかんない。でも、うん。」
私達は笑いあいました。
リョウは私が何か歯が浮くような話をするのを予期していたようです。
言葉に出すのはすごく恥ずかしいものです。
でも、いいや、というわけで言葉にしました。
「リョウはね、世界で一番綺麗だよ。
世界で一番好きだ。大好き」
言ってしまうとすっきりしました。
リョウは笑っていました。でも、少し照れていました。
愛してる、リョウ。
また抱きしめたい。
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