私が発狂するような嫉妬を感じて、リョウと連絡をとりました。
今思えばそれは、やはり、リョウの気持ちが離れてしまっていない
のかというのを必死で確認していたように思います。
「先週以来、なんかわけもわからず、いろんな
感情やいろんな言葉が自分の中からあふれ出ていて
それを全部、リョウに吐き出してしまっているね。」
「こんなに短期間で、こんなにたくさんのメールもらったの
初めてだよね。
どこから返事をしていいのか、わからないぐらい、たくさん。」
「なんか全然まとまりがついていなくてごめん。」
「でも、一通一通、ちゃんと読んでるよ。
藍のね、メールを書いたときの気持ちが、わかるような気がする。」
「今朝、ふとそんな混沌とした状態(カオス)の
中でなんとなく気が付いたことあるんだ。。
それはね、自分の中に2つの人格というか
感情があるっていうこと。
あと、それはリョウも同じだということ。
リョウにも2つの人格もしくは感情が
あるとおもったんだ。」
「そだね。
それは、今までもずっとあったけど
今回のことで、さらに浮き彫りになったのかもしれない。」
被虐と加虐。
そんな簡単に割り切れない2人の感情。
ほんの少しもずれたくないし、すれ違いたくない。
言葉はそのために2人にあったような気がしました。
(つづく)
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