リョウは私のことをまた優しく抱きしめました。
一言、二言。
唇を近づけたままで言葉を交わしました。
何をそのとき話したのか覚えていません。
唇が触れ合うと自然にキスをしました。
幸せでした。
私もこのままリョウと抱き合ったままでいたいと思いました。
そして倒れこんでお互いの耳元で話をしました。
不思議な感じでした。
2人は交わったままの状態なのです。
リョウの体を私は割ったままの状態で、そして2人は1人に
なったままで話を普通にしているのですから。
そして、自然に結合が解けました。
「離れるよ。いい?」「ん・・」リョウは切なそうな目をしていました。
私も同じ気持ちでした。思わずキスをするとリョウはあまりにも
美しい表情をしていました。体を離したくないと思いました。
そして、もう一度キスをして体を起こしました。
リョウを両手で起こしてあげてそして熱いお湯を浴びにいきました。
シャワーの中でもずっとキスをしたままでした。
お互いを洗いあってそしてキスをし続けました。
幸せな、2人にとって本当に幸せな時間でした。
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