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言葉責め(その2)

リョウと一緒に1時間程電車に乗ったときのことです。
運良く空いていて二人で並んで座ることができました。

その日は、普通にデートをして2人とも少しだけほろ酔い気分でした。
リョウにしては珍しく私に寄りかかるようにして甘えているようでした。
始めは普通に話をしていたのですが、お酒の力も手伝って
きわどい話をし始め、いつの間にか耳元で囁くようになっていきました。

ここまでは、よくあることで・・それほど珍しいわけではありません。


でも、この日のリョウの反応はほんの少しだけ違ったのです。

単にエロティックな話題をしているだけではいつもどおりの
リョウの反応でした。
ただ、過去の私とのSEXを思い出させるような話になると
急に身を硬くして、私にしがみつく力が強くなるのです。

(まさか・・思い出してるの・・か?)

過去の性体験を思い出しながら妄想に耽けり欲情する女性が
いることから、リョウに何度か似たようなことを仕掛けたことがありました。
しかし、リョウは過去のSEXを思い出すのは好きな方ではありませんでした。

リョウのこの反応は、私の前では初めて見せる反応だったのです。

私は小声で続けます。
「こうやって話しているだけでも、愛液が溢れ出すのがわかるだろう?」

繋いだリョウの左手が私の右手を意味もなく摩りはじめます。
それは、まるでリョウの心の震えを表しているようでした。


(つづく)


20060207.jpg



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リョウと藍

  • Author:リョウと藍
  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
    本ブログはYahoo! JAPANに掲載されています。

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