Love Letter

「ごめん、だめみたい。」

「お風呂では前出したじゃない」

リョウは納得できないといった表情で私を見つめました。
何度か、私は放尿できないかトライしてみました。
どうやってもやはり駄目でした。
体と心のどこかが緊張してしまっているのでしょう。

「くるしい。ゆるして」

私は哀願しました。
もう、尋常ではない痛さになってきていました。
リョウはやはり不服そうでした。

「じゃあ、お風呂で」

リョウはまるでSが入っているかのようでした。
言葉に強い強制力をもっていました。
私は勿論Mにおちては居ませんでした。
強硬なリョウの態度には終始押されっぱなしでした。

２人で風呂場に移動しました。

「どうするの？」

「じゃあ、たったままして。」

二人は立ったまま向かい合い、私は目を瞑って全身の力を
抜きました。


（つづく）




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