流石に、こんなに激しい交わりは久しぶりでした。
リョウは仰向けの私にうつ伏せで抱きついたまま動かなくなりました。
体の結合は解けないままで、意識を失ったかのように動かなくなりました。
本当はこのままずっと交わったままでいたいと心から思いました。
でも、流石に私の体の上ではリョウは休めません。
私は呼吸が落ち着いたところでリョウを自分の脇に移動させました。
リョウは体の力がぐったりと抜けて、口端からは涎をたらしたままで寝込んでしまいました。
10分程度、リョウは可愛い寝息をたててそのまま寝てしまいました。
残念ながら、そろそろお別れの時間でした。
体をゆすって、リョウを目覚めさせて
「リョウ。口元。触ってごらん。」リョウは、はっとした顔で私を見て、直ぐに口をすすりました。
そして、自分がかっこ悪い状態で寝ていたことに気がつくと恥ずかしそうに私に抱きついて私から顔を隠しました。
女をむき出しにした先ほどのリョウとは別人のような初々しいその様子に私は胸が切なくなるのを感じました。
「ね。体。見せて」私は布団をリョウから剥ぎ取ってベッドに仁王立ちになってリョウの裸をじっと見つめました。リョウは、自分の体を私に余すところ無く見せ付けます。
「綺麗だね。。本当に綺麗だ・・」リョウにキスをすると、2人とも大急ぎで帰り支度をしました。
部屋を出て別れ際も何度何度も振り返って別れを惜しみました。
沢山いろんなことがあったけれどやはりこの日も最高の一日でした。
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