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野外での責め(その8)

直後責め。

されたことのある人ならわかると思いますが、どうやっても体が逃げてしまいます。
脊髄反射のように、理屈ぬきで体が危険を感じてその状態から逃げようとしてしまうのです。
普段であれば、きっちりと緊縛していないでは成立するようなものではありません。
暴れる筋肉をがっちりと押さえておかないとほとんど不可能な責めです。

目が見えなくなりました。
音も消えていきます。
感覚の全てが遠ざかっていきます。

死ぬときってこんな感じだろうか・・・
いつも、リョウにこの責めをされる時にそう感じます。
小さな死を意識させられます。

・・・・・・

がっくりとしゃがみこみ、リョウの手をしっかりと握り締めた私はそのまま動けなくなりました。恐らく時間にすれば十数秒、ながくても数十秒なのでしょうが私には永遠に続くような時間に感じました。

のろのろと立ち上がり、なんとか踏ん張って衣服の乱れを直そうとすると、リョウが私の目を見つめてこういいました。

「ちょっとまって。」

心なしか、リョウの顔は赤みを帯びて声も今までとは違って上ずった感じでした。
私の手をとると、自分の下着の中に誘いました。

(あ・・・・すごい。。。)

リョウの下着は、愛液の跡が残るほどに濡れそぼっていました。


(つづく)


P.S.

ほんの少しだけリョウと話をしました。
お互いに話をしたくて仕方ないのが
嫌でも伝わってしまいます。

「待ってたの?」
「うん、待ってた。」
「話したかったんでしょ?」
「そうしたかった。お前は?」
「うん、したかった。」

一言もそんな言葉を交わさないのに
自然に伝わってしまいます。
こういうの、私は好きです。



20051229.jpg




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リョウと藍

  • Author:リョウと藍
  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
    本ブログはYahoo! JAPANに掲載されています。

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