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ゲーム(その5)

「苦しめる」「苦しめさせられる」
その相反する行為の中で私達は強く結びついています。


「昨日はやっぱり、リョウが自分で必要ないのに誘ったんだよね?
 それって、やっぱり私が「寝取られて」って言ったのが影響してるのかな?
 寝取られてってお願いした時は、リョウは1週間先ねっていったよね。」


  「そうだよ。
   やっぱり、心のどこかで「嫌だ」って思う部分が、もちろんあるのね。
   だから、抱かれなくて済むなら、抱かれたくなんて、ない。

   だけど、藍が寝取られて興奮するなら、わたしはそれに乗ろうと思って。

   藍がメールで、『リョウからの返事が来ないとドキドキする』というような
   内容のを、送ってきたよね。
   それを読んで、『一週間後』って言ったのに、それでも『ひょっとして今日も』
   『ひょっとして今も』って、苦しんでるのなら、それならいっそのこと
   「これから」それをしようって。

  この先も、藍が『ひょっとして今日も』って、思い続けるように、仕向けるために。」


「意味をもう少し教えて欲しい。
 消えていないとどうして、昨日(日曜日)なの?
 どういう風に消えていないの?」


  「もっと、いじめたい、苦しめたいって思ったからだよ。
  そして、それをすることによって、わたしが興奮して、欲情したからだよ。

   その欲情をおさめるために、1人でオナニーをするのじゃなく
   すぐそばにいる、男の体を使っただけだよ。
   そうすれば、藍も喜ぶでしょう?」


「苦しめたいためだけに、寝取られをしむけてくれたの?」


  「もっともっと深く、これから毎日夜が来るたびに藍が苦しむように、だよ。」


リョウのもくろみは成功しています。
私は夜、ふとした時間にリョウのことを思い出します。
そして同時にひょっとするとと思い、そのたびに胸を痛め苦しめられています。


(つづく)


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Break: 大人の恋

大人になっての恋というものは正直よくわかりませんでした。
渡辺淳一の話は確かに読めるのだけれども、若い頃にはピンと
こなかったのです。

それはやはり若い時に感じた、「大人の落ち着き」のせい
だったのかもしれません。
落ち着いてしまった状態でどうして恋などというものができるのか
それが理解できませんでした。

若い時はとにかくいっときでも一緒にいて、とにかく燃え上がって
いないといられませんでした。それが恋愛でした。
大人の冷めたように見える姿がそれと程遠いと感じていました。


今、実際に大人になってみて。
この恋愛の仕方が非常に気に入っています。
焦るのでもなく、ペースをあわせて。
イライラ焦れるのではなく、お互いを思いあって。

キスをして押し倒してすぐに交わるのではなく
肩を寄せて、耳元で囁きあって、時々キスをする。
そんな愛し合い方が却って心地よく気持ちいい物なのだ
ということがわかってきたのです。


リョウにそんな話をすると、彼女はゆっくりうなずきました。
そう、激しいだけが恋愛ではない。当たり前のことなのです。


私はリョウを愛しています。
また近いうちに愛し合いましょう、リョウ。


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ゲーム(その4)

リョウの話はまだ続きました。


  「昨日の夜はね。
   別に、わざわざする必要も無かったの。

   だけど、土曜日の話が、まだ完全にわたしの中で消えてなくて。
   藍をね、また苦しめたいって思った。

   どうせ話ができないなら、話の内容を自分で作ろうと思って。

   あんまり時間が無くて、短いメールになってしまったけど
   それでも、藍は十分苦しんでくれるはずだからって。

   だからね、精一杯、自分の中で感じてた。
   今自分が、感じることによって藍を嫉妬させることができるなら
   もっともっと、感じてみせようって。」


「うん。そっか。すごく嬉しい。
 しなくてもいいのにしてくれるなんて。もうたまらない。
 そうやって、リョウが苦しめたいというのをきっかけにして
 くれて、同時に感じまくってくれたらもっと嬉しい。」


  「うん。わたしも変だね。
   だけど、藍がこうやってメールを読んで、おかしくなるのを想像して
   ドキドキしたからこそ、昨日の夜は誘ったんだし。
   今朝も、早くその返事が読みたかった。
   いっぱいメールが来てて、すごくすごく、嬉しかった。
   興奮してくれたんだって思って、読むのに、またドキドキした。」


「予期していなかったから。
 すごくすごく苦しんだ。
 わかるよね?だからあんなにメールを打ったのだし。。。」


  「うん。これからも、突然ああいうメールが行くかもしれない。
  そう思ってて。
  たぶん、抱かれるたびに、藍に苦しんでほしいから。」


リョウが楽しんでいる。
その事実は余計に私を興奮させました。
どんどん同調しながら私は狂っていきました。
そしてリョウも一緒に。


(つづく)


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ゲーム(その3)

私が発狂するような嫉妬を感じて、リョウと連絡をとりました。
今思えばそれは、やはり、リョウの気持ちが離れてしまっていない
のかというのを必死で確認していたように思います。



「先週以来、なんかわけもわからず、いろんな
 感情やいろんな言葉が自分の中からあふれ出ていて
 それを全部、リョウに吐き出してしまっているね。」



  「こんなに短期間で、こんなにたくさんのメールもらったの
   初めてだよね。
   どこから返事をしていいのか、わからないぐらい、たくさん。」


「なんか全然まとまりがついていなくてごめん。」


  「でも、一通一通、ちゃんと読んでるよ。
   藍のね、メールを書いたときの気持ちが、わかるような気がする。」


「今朝、ふとそんな混沌とした状態(カオス)の
 中でなんとなく気が付いたことあるんだ。。

 それはね、自分の中に2つの人格というか
 感情があるっていうこと。
 あと、それはリョウも同じだということ。
 リョウにも2つの人格もしくは感情が
 あるとおもったんだ。」


  「そだね。
   それは、今までもずっとあったけど
   今回のことで、さらに浮き彫りになったのかもしれない。」


被虐と加虐。
そんな簡単に割り切れない2人の感情。
ほんの少しもずれたくないし、すれ違いたくない。
言葉はそのために2人にあったような気がしました。


(つづく)


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Break: じっと見つめあって。

私はリョウの顔をじっと見つめながら。
リョウは私の口元をじっと見つめながら。

ずっと私はリョウのことを話していました。
リョウはただずっと聞き役で私は余り物を考えないで
フィーリングだけで話をしていました。


「リョウ。」


「ん? なに?」

言おうと思って、急に恥ずかしくなって言えなくなってしまいました。
すると・・・


「うん。」

私はびっくりしました。え?言わないで通じたの?と。

「なんていおうとしたのか、わかったの?」


「ううん。わかんない。でも、うん。」


私達は笑いあいました。
リョウは私が何か歯が浮くような話をするのを予期していたようです。
言葉に出すのはすごく恥ずかしいものです。
でも、いいや、というわけで言葉にしました。

「リョウはね、世界で一番綺麗だよ。
 世界で一番好きだ。大好き」

言ってしまうとすっきりしました。
リョウは笑っていました。でも、少し照れていました。


愛してる、リョウ。
また抱きしめたい。



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ゲーム(その2)

本当に起きるのだろうか?
私はいつも半信半疑でした。

でも、あっけなくその時はきました。


「今、ついさっき。
 抱かれたの。

 自分から、むしゃぶりついて。
 長い時間フェラをして、完全に勃起させたペニスに
 足を広げて、跨ったんだよ。

 素肌と素肌を重ねて、完全に密着させた状態で
 わたしが上に乗ったまま、交わったの。

 その後、いろいろ体位を変えながら、ずっと長い時間交わってた。

 部屋の窓の向こうから、ガラス越しに、藍が見てた。
 止めたくても、止められなくて、悔しそうな顔をして。
 半分、壊れた表情をして。

 そして、段々、おかしくなっていく藍を横目で見ながら
 いっぱい、その視線を感じながら
 わたしは、喘いだ。

 気持ちよくて、思わず吐息がもれて
 藍が嫉妬に狂う様を感じながら、あそこに
 藍のものじゃないペニスを、くわえてた。


 ね。楽しいでしょう?
 苦しいでしょう??

 このメールを読んで、もっともっと、狂って。」


私は目が眩みました。
覚悟していたはずなのに。
でも、余りのショックで同時に逝ってしまっていました。

(つづく)


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ゲーム(その1)

その気持ちがどうして起きるのか、私にも説明がいつもできません。
リョウのことが好きで好きでたまらない。
独占したい。
自分のものだけにしてしまいたい。
そう思っているのに。

いえ、多分、何度も自分の中で問い、答えているように
好きであるからこそ
独占したいからこそ
私はリョウを他の男に抱かせたいと思ってしまうのです。

もっとも私の心を強烈に刺激してくれるのです。
興奮で目がくらむほどに。
絶対に嫌だからこそ、そうであって欲しくないからこそ
そういう気持ちを経験してみたくなってしまうのです。

いい加減にリョウのことを思っているのであれば
わざわざそんなことをする必要はありません。
好きで、好きでたまらないからこそ、そうしてみたい
そうすることで刺激を受けたいと思ってしまうのです。


そして、リョウにも説明できない気持ちがあります。
いつもというわけでは決してありませんが
私がリョウを寝取られたいと思うときに感じる感情が
やはりあるのです。

それは、私を苦しめたい、もがき叫び嘆くのを見たい
そういう気持ちなのです。


2人ともいつもいつも感じているというわけではありません。
何かをきっかけに、何かのはずみでそう思ってしまい
2人の気持ちが調和することがあります。
波があるのです。
今、少しその波が高くなっている時期なのかもしれません。


(つづく)


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Break: 壊したい・壊されたいという欲望

ここのところ忙しくて少し落ち着いていた欲望。
それはリョウのことで私が嫉妬に狂いたいという欲望でした。
あるとき2人の間でメールをやり取りしながらまた火が
つきました。



「今、ギンギンになってるって聞いて。
 やっぱり、藍を壊したいって思った。
 壊したい、狂わせたいって。

 今、勃起してるペニスで、ズボンを膨らましてる藍を見ながら
 目の前で、他の男の人と、電車の中で藍といつもしてるように
 抱きついたり、体に手を這わせたり、キスをしたり、してみたい。

 その時の、藍の反応を見たい。」


電車の中でのことというのは確かにリョウと私で
しかない世界でした。だからリョウのこの言葉には
私は激しく反応してしまいました。

すると、続けざまにリョウからまたメールが届きました。


「藍にだけ、見えるような角度で
 一緒にいる彼の胸とか、下半身とか、弄るの。

 ね、見たいでしょう?

 私の手が、彼のシャツのボタンをはすして
 中に手を入れて、触るところとか
 私の手が、彼のズボンのファスナーを下ろして
 そこから、ペニスを出して触ってるところとか。

 こっそり唾液を手にとって、ペニスに撫で付けてるところとか。」


外を歩きながらこのメールを受け取った私はめまいを感じ
思わずふらふらとなってしまいました。
そして猛烈に興奮していました。

すぐにではないかもしれませんが、また、再開するかも
しれません。



愛してる、リョウ。
また壊して欲しい。

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なすがまま(その17)

リョウは私のことをまた優しく抱きしめました。

一言、二言。
唇を近づけたままで言葉を交わしました。
何をそのとき話したのか覚えていません。

唇が触れ合うと自然にキスをしました。
幸せでした。
私もこのままリョウと抱き合ったままでいたいと思いました。

そして倒れこんでお互いの耳元で話をしました。
不思議な感じでした。
2人は交わったままの状態なのです。

リョウの体を私は割ったままの状態で、そして2人は1人に
なったままで話を普通にしているのですから。
そして、自然に結合が解けました。

「離れるよ。いい?」

「ん・・」

リョウは切なそうな目をしていました。
私も同じ気持ちでした。思わずキスをするとリョウはあまりにも
美しい表情をしていました。体を離したくないと思いました。

そして、もう一度キスをして体を起こしました。
リョウを両手で起こしてあげてそして熱いお湯を浴びにいきました。

シャワーの中でもずっとキスをしたままでした。
お互いを洗いあってそしてキスをし続けました。


幸せな、2人にとって本当に幸せな時間でした。


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なすがまま(その16)

このままの体勢だとリョウが苦しむ・・・
何度も何度もリョウの中で痙攣を起こしそのたびに
精を吐き出しながら薄れ行く意識の中でそんなことを
考えていました。

少しだけ重心をリョウの体の中心からずらしたところで
私は意識を失いました。
リョウも全く動かなくなりました。
絶頂を迎えてはいなくても体の痙攣は止まらないまま静かに
なってしまいました。


・・・・・・・


多分、長くて数分。実際は1分程度の時間だったのでしょう。
でも、私は自分が長い長い眠りに入ってしまった気がしました。
リョウも同じようなことを言っていた記憶があります。

私が体をピクリと動かすと、リョウもすぐに目を覚ましました。

「ん・・・・」

声を出したのはリョウが先でした。
私がリョウに預けていた体を起こすと目の前にリョウの顔が
ありました。
美しい顔でした。
女性が愛されて満足した顔というのはこういうものなのでしょう。

汗をぐっしょりかいていました。シャワーを浴びようとすると
リョウが「嫌」と拒否をしました。
交わったままでいたい。リョウはいつもそれを望みました。

(つづく)


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  • Author:リョウと藍
  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
    本ブログはYahoo! JAPANに掲載されています。

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