最後に、リョウと出会ってからの私(藍)の心の変化に触れたいと思います。
まず、リョウと出会って最も戸惑ったことは女性でこんなに
性感が乏しい人がいるということでした。
SEXに自信が持てなくなったのはこれが初めてでした。
そして、同時にこれほど様々なことを受け入れてくれる人に出会ったのも初めてでした。
リョウは様々な私の試みを受け入れてくれました。
私の勘違いも加わって一時期かなりSM系のことに傾倒したのも事実です。
自分の中にはっきりとサディズムを感じ取ったのもこの時でした。
しかしSM系の傾倒は、リョウが受け入れられなくなったところで中断になりました。
そして、時間を置いて一昨日の日記でも触れた亀頭責めを逆にリョウから受けるようになったのです。
責める立場から責められる立場への変化は単純にサディズムを増長させていた私にはショッキングな出来事でした。
こんなに怖いとは思わなかった。
こんなに辛いとは思わなかった。
責められて初めて分かる感覚でした。
リョウがどういう気持ちで私の責めを受けていたのかというのを少しだけ垣間見ることができた気がしました。
そして、受け身になって分かったことは、刺激が強すぎる世界では物を考えたり感じたり思考する余裕なんて私には全くないということです。
羞恥心や被虐心などを感じたり、堪能したりする余裕は持てなかったのです。
その経験のせいかもしれません。
急に他人のSEXやSM経験のことが気にならなくなったことのような気がします。
人がどうであれ、それをまねる必要はないと思うようになりました。
リョウと私が2人で楽しめる世界を作っていけば良い。
2人が気持ち良く楽しくできることならなんでもよい。
そう思うようになったのです。
今、2人は気ままに自分のそして自分たちの楽しめることを追求しています。
人とは少し異なる世界かもしれませんが、これが私達の姿なのだと思います。
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