素裸で抱き合って、リョウの首筋に私は顔をうずめます。
すごく落ち着くあの匂いです。
もっとかぎたい。もっと吸い込みたい。私はリョウをシーツの中で強く抱きしめます。
なすがままに私に身を任せる白い裸体。
もっとかぎたい。もっとリョウを感じたい。私はシーツをリョウからむしりとり、白くて美しい体を凝視しました。
リョウは、やはりなすがままで私の目をじっと見つめ返しています。
私はむしゃぶりつくようにリョウにキスをはじめました。
首筋から耳へ、耳から頬へ、頬から唇へ、唇から瞼へ。
そして、リョウの左手を取り頭上で押さえ込みました。
「イヤ・・・はずかしい・・・」リョウは次にされることを予感して、顔を赤くして目を伏せます。
暖かくなってきてはいても汗ばむことはありません。
でも、やはりここがリョウの匂いを一番感じることができるところ。
リョウの匂いを沢山かいだ後に、私は舌でリョウをなめ尽くしはじめました。
万歳の状態で腋を舌で舐められるのをリョウはすごく恥ずかしがるようになっていました。
「・・・ぁ・あ・・あああ、ん、ふぅ、ああん・・」腋を舐めるたびリョウの口から小さな喘ぎ声が聞こえてきました。
私は腋から肘、手首そして指先までリョウの手をくまなくキスしていきます。
そして最後にリョウの人差し指と中指を口の中に入れてまるでフェラをするように舐め始めます。
リョウは私をじっと見ています。
私もリョウの指を舐めながらリョウの視線をはずさないでいます。
するほうとされるほうととの視線を絡めながら愛撫は続きました。
左手の後は同じように右手も。
リョウは私にまた腋を舐め上げられ可愛い悲鳴を上げたのでした。
(つづく)
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