リョウの上半身をキスで埋め尽くした後は、今度は胸から下半身の方にに移動しました。胸、乳首、わき腹、おへそ、そして腰骨へ。
乳首の先端を軽く噛んだ時と、腰骨の凹んだ所に舌を差し込んだ時にリョウは身を捩じらせました。
さらに下に私は移動してリョウの左足を持ち上げます。
太ももからひざの裏そしてふくらはぎからかかとへとキスを移動させていきます。
足の裏をペロペロと舐めあげて、また一本づつ丁寧に足の指を口に含みます。
リョウは足を抱きかかえられ広げられ、なすがままの状態でやはり私をみているのです。私もリョウをじっと見ています。
手と足の指を口に含むときの2人の無言の合図のように。
足の指と指の間に舌を這わせると、リョウはいつも目を閉じ喘ぎ声を上げます。
この可愛らしい反応が見たくて私は4箇所を全部丁寧に舐めてしまいます。
リョウの匂いがリョウの足から感じ取れなくなったところで、今度は右足に同じことをします。
時間に余裕があるときでなければできない、こうした愛撫。
私はリョウの匂いをかぎ続けることができるこの愛撫がすごく好きなのです。
右足の愛撫が終わったところで、最後まで取って置いた部分に顔を近づけます。
ここが一番リョウらしい匂いのするところです。
甘酸っぱい、女性そのものの匂いの沸き立つところに舌を這わせるとリョウは私の頭を少し抑えながらこの日一番切なくて大きな喘ぎ声を立てたのでした。
(つづく)
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