容赦ない言葉の責めが続きます。
-----9通目-----
こわいから聞くと思う。
聞いてどうなるものじゃないけど。。。
聞いても「別にいいじゃない。藍には関係ないでしょ」って言われたら?-----10通目-----
えええええええええええええええええ。。。。。
なんで?後が残るのいやだっていってたじゃない。。。
藍には、嫌だって言ったよね。
それでも、ついてたら?それは、どういうことだと思う?
だって。。。。あんなにだめだっていってたじゃない。。。
そう。ダメだって、あれだけ言ってたのに、それでもピアスは
確実に私の体についてる。
それを指摘すると、そっけなく「別にどうだっていいでしょう?」
そう、言われたら?-----11通目-----
だってリョウはSじゃない。。。Mじゃないでしょう??
そうだね。でも、それは藍に対してだけかもしれない。
他の人になら、私はMになれる女かもしれない。本当に強烈な言葉をリョウは返してきます。
私がもっとも言われたくないこと、言われたらショックを受けることを
すらすらと書いてくるのです。
普段から私が何を気にしていて何を弱みに思っているのかを
完全に見越したような嫉妬責めを繰り出してくるのです。
このメールをもらったとき私は人ごみの中にいました。
しかしクラクラする頭をどうしようもありませんでした。
立っているのがやっとの状態でした。
(つづく)
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