私の体は興奮していたと思います。
でも、私の気持ちは少し落ち着いていました。
冷めていたわけではありません。
どう表現していいか難しいのですが・・・・
リョウの反応に最大限にアンテナを張っていたとでも言えば
いいのでしょうか? リョウのことをとにかく細かく観察し
ていました。「観察」という言葉が適切でないなら「見ていた」
かもしれません。
事実、リョウが今何を感じ、どうおもっているか、このときは
手に取るようにわかる気がしました。
体の動かし方、呼吸、吐息、体勢、そういうもの1つ1つで
リョウが何を想いどうして欲しいとおもっているのかがわかる
気がしたのです。
リョウの体のポイントにどうやって私自身をあてたらいいのか。
どうやって擦ればいいのか。
どういうリズムがいいのか。
どんなスピードがいいのか。
不思議と頭の中にすっとリョウの考えが入ってくる、そんな気
がしていました。
そして、もう一つ不思議なことがありました。
私自身がそれほど大きな刺激がなくてもずっと勃起状態を維持
できたことです。
大きく硬いままでずっとリョウの体内を刺激し続けることが
できました。
「ん・・・あ・・」リョウは体をぐぐっと前にまげて、背を丸めるような体勢に
なりました。こうすると膣が収縮するのです。
そして体が敏感になってきたリョウのポルチオスポットに
いい角度であたるようになりました。
「あ、あ、あっ!!」私達の交わりは次第に激しくなっていきました。
(つづく)
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