リョウがそんな調教なんかしているわけないと思いながらも、でもやはり
気になって仕方の無い私はやはりリョウに聞いてしまうのです。
そして、それは当たり前ですがリョウの罠に入ることを意味しています。
そんな私にリョウは容赦の無い言葉を浴びせます。
-----5通目-----
うん、おくって。。。
気がくるいそう。。
今は無いよ。
だけど、それに近いことはしてるかもしれないね。
調教したとしてもね、藍には見せたくない。
メールはね。
そのまま調教をどんどん進めていって、目の前で
急に本当に始めた方が精神的にすごくダメージを
与えそうじゃない?
その方が、死にたくなるぐらい苦しそうじゃない?-----6通目-----
もちろん。
でも、それだけじゃつまらないよね。
それぐらい、藍でも想像できるもの。
そうじゃなくてね。
もっともっと、狂わせたい。壊したい。
だから、藍が受け入れられなかったようなことをね
わざと、そのM男にするところを、藍に見せ付けたい。
そんなの・・・・だめ。。。
でも、嬉しいでしょう?
嫉妬して、頭がおかしくなるぐらい、嫉妬して。
それを見て、私が喜ぶんだから。喜んでる姿
見たいでしょう?そう。リョウはわかっているのです。
リョウによって狂わされる私。
狂う私をみて喜ぶリョウ。
喜ぶリョウを見て余計に狂う私。
この連鎖が二人のサディズムとマゾヒズムを支えていることに。
(つづく)
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