リョウへの長い手紙。後ろ半部分のリョウへの報告です。
私が逝く時、ラストスパートをかけるとき
リョウは私の名前をよぶ。
やっぱり、呼ぶんだろうっておもった。
だから、逝く時にどうするのか聞きたいと思った。
予想外に、リョウは「藍」っていってくれた。
でも、そうじゃないだろうて思っていた。
「KB」って呼ぶんだろうって。
心のどこかで、KBが逝く時も
リョウが「藍」ってよんでくれてるといいのにって思った。
でも、いままでの流れからそれはありえないと思っていた。
私がリョウと交わって逝くとき、きっちりと抱き合って
お互いの名前を呼び、叫ぶようにして絶頂することが非常に
多いのです。
だから、KBの時もそうなのかと思っていました。
抱き締められながら絶頂を迎えた。
こんなに辛い絶頂ははじめてだった。
途中で堕ちてしまえばよかった。
おちないで、最後まで知りたいっておもって
本当につらかった。
リョウがこの時感じていることと、私が感じていること
ここにはこの時大きなギャップがあったようでした。
(つづく)
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