「気持ちいい?」私が問いかけると、リョウは夢遊病者のように
「きもちいい、きもちいい、きもちいい・・」と続けました。
まるで、感じた快感がそのまま言葉にでてくるような
言葉の漏れ方でした。
「あ、あ、あ、あ、きもちいい・・」リョウが私を見る目は非常に切なそうなものでした。
美しい顔が快楽に歪みそして飢えていました。
「あぁ、あぁ、あぁ、あぁ・・・」またせわしなく喘ぎ、そして唇から唾液の糸を引かせました。
騎乗位はそういえば最近あまりしていなかったのでリョウの
この姿は非常に新鮮でした。
また、リョウの目が宙をさまよい始めます。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ・・・」リョウがこんな乱れ方をするのは久しぶりのような気がしました。
そしてまた、リョウの唇から糸が垂れました。
リョウはもう全くそんなことを意識する余裕は全くないようでした。
(つづく)
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