リョウのアナルの奥深くまで愛撫をしていた指を引き抜くと少し汚れていました。
私が何をしたいのか察知してリョウは
嫌だ、やめてと連呼しました。
私は・・・欲望を止められませんでした。
理性は完全に消えていて欲望だけが私を支配していました。
リョウにわざと見えるように指を自分でなめ取りました。
その瞬間私はリョウに抱き締められました。
丁度、胸の部分で優しく包み込まれるように抱き締められました。
リョウは、何を思って私を抱き締めたのか。私にはわかりません。
でも、私がそうした行為に及んだのはリョウのことが愛しくて仕方ないからです。どういう理屈か自分でもよくわかりませんがとにかくそうだったのです。
リョウはその気持ちを察してくれたのでしょうか?
少なくとも私はそう感じました。そう解釈しました。
指をなめとりながら、優しくリョウに抱き締められて私は夢の中を彷徨っているような気分になりました。
ふと、見上げると美しい青空が見えて、生きていてこんな幸福感を感じることがあるんだと思いました。
十分満足してもいい状況なのに、その時私はもっと楽しいことを思いついてしまいました。
雲ひとつ無い美しい青空の下で2人の獣が愛し合い、狂いあえるために。
(つづく)
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