展望台で少し楽しんだ後、私たちは先ほど目撃された人が周囲にいないことを確認して
公園に下りて、そこからまた写真の撮影の為に別の場所に移動しました。
途中、リョウには散々泣きつかれました。
「はずかしいよう。もういやだ思い出したくない。うう・・トラウマだよぉ・・」私は、リョウの様子が切羽詰っていないのを確認して
「いいじゃない減るもんじゃないし」とニコニコしながらリョウをいじめて楽しんでいました。
次に立ち寄ったのはゲームセンターです。
結構広めのゲームセンターでほの暗い感じでしたので、露出写真撮影にはもってこいでした。
人もそれほど多くなく、人がいても皆さんゲームに熱中しているので私たちのように少し挙動不振で写真を撮っている人間に関心をもたれないですみました。
こういうところだと、リョウはすっかり大胆になります。
自分で淫らなポーズを平気で取って。
私のことを挑発しているのか?と思ってしまうようなポーズも取ります。
ぐるぐると2周くらい回っているうちに、サラリーマンの3,4人の集団になんとなく気づかれてしまい、きりの良いところで退散しました。
その後も、街中を転々と移動して、駐車場で撮影したり、歩道橋で撮影したり。
リョウもこの頃になるとすっかり先ほどの目撃されたショックなど忘れ始めて、また
露出写真を撮影することを楽しみはじめました。
かなり長時間、移動しながらの写真撮影だったので、少し一息入れたいね
とはなしているうちに・・・どちらともなく、少し休んでいこうということに
なりました。
勿論・・休むことなんかにはならないのですが・・・・
(つづく)
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