私は展望台でリョウのシャツを完全に脱がせました。
最初はリョウはシャツを脱いで手に持っていたのですが、やはり撮影の邪魔になります。そのうち荷物のところに
どかせて、上半身を覆うものはリョウの体から離れました。
私はリョウにポーズをとらせて、写真ずっと撮り続けています。
次に邪魔なのはスカートです。
スカートを脱がせて、やはり手に持っていたのを荷物の場所に移動させました。
とうとう、ブーツだけの姿でリョウは素裸になりました。
よく晴れて、かなり暖かかったその日。
リョウの裸体は太陽に照らされて白く光り、非常に美しく見えました。
下の公園から見えないような構図で写真を数枚撮影したときです。
リョウの叫び声がしました。
「あ!!人・・・いや!!!!」見られた!!と私はとっさに思いました。
私の背後に人が、私たちのいる展望台に上ってきたようでした。
私は振り返りもせず、リョウの元に行きリョウの裸体を隠すようにして
そこで初めて振り返りました。
・・・・・・・・・・
もう、そこには人の姿はありませんでした。
急いでリョウに服を着せて状況を教えてもらうと、展望台に上ってきた人も
突然女性のヌードを見てびっくり仰天されたようで、逃げるように展望台
から降りていったとのことでした。
「・・・うううう・・・裸見られちゃったよぉ・・うううう・・・」リョウは彼女が恥ずかしい時にする独特の苦笑いをしながら私に抱きついてきます。
「ショック・・・トラウマになっちゃうよ。夢に出ちゃうよ・・」リョウは私に甘えてきます。
私はほっとしたせいもあって何故か可笑しい気分になって、まあまあとリョウをなだめて一緒に展望台からの景色
を眺めていました。
(つづく)
「ブーツだけの姿で」 シリーズ一覧
最近のコメント