目的地まで、なんとか辿り着きました。
バス停です。
ここから、
今の状態でバスに乗れと、藍は無言で私に伝えます。
いつもより、楽しそうな藍。
いつもより、口数が少なくなる私。
バスを待っている間も、バスに乗り込んだ後も、そこは公共の場所です。
少しでも変な動きや、会話をするわけにはいきません。
バスが来るまでの間、藍は普通に私に話しかけてきます。
でも、私は自分の中のものに気をとられて
返事をするのも、おろそかになってしまいます。
そして、そういう私を見て、藍は一人喜んでいるのです。
バスでは、後ろのほうの座席に座りました。
私は上着を脱いで、膝にかけます。
これも、無言の合図です。
いつでも、触って良いよ。
いじめてほしくて、待ってるの。思ったとおり、藍の手がすぐに私のあそこに触れます。
今まででも、十分に刺激を受けているのに、そこに藍の愛撫が加わります。
最初は、藍も経験したことが無い状態でしたので
どう触れば良いか、わからなかったのでしょうか。
思ったほどではありませんでした。
椅子に座ってホッとしたのもあって、目を閉じて心地よさに酔っていました。
しかし、突然それはやってきたのです。
(つづく)
「リョウより ~初めての経験」 シリーズ一覧
最近のコメント