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140 minutes(その1)

少し無理をして時間を作った時のことです。
ただ、会えるだけでいい・・その気持ちだけで2人の時間を作りました。
普段なら何がしか手持ちに準備をするのですが、この日は本当に二人が体1つで待合場所にきた、そんな感じでした。

リョウは体調の関係もあってか、私と抱き合うことができるだけで満足な雰囲気でした。
必ずしもSEXをすることには積極的ではありませんでした。

付き合い始めた頃は、リョウのこの感覚
「会いたいけど、SEXはしたいわけではない」
というものをなかなか理解できませんでした。
でも、今はなんとなく理解できるのです。

シーツの中で下着を着たまま抱き合いました。
私は仰向けで寝たまま、リョウが左側からうつ伏せになって抱きついて来ました。
いつものように、ここが定位置とばかり私の左肩と首の間にリョウは顔を埋めて細くしなやかな手足を私の体に巻きつけてきます。

おでこや髪にキスをして、リョウの髪を撫でるとリョウは大きく安堵の吐息を漏らし始めます。
ふっと全身の力が抜けて、リョウは私に体重を預けるようになりました。
これがリョウがもっとも安心しリラックスしている時の体勢です。

(リョウのことわかるようになったものだな・・)

自分でも不思議なくらい、リョウの心の動きがわかるのです。
この時は、私はリョウとSEXをするつもりはありませんでした。
抱きしめたまま、逢瀬が終わっても良いと思ってました。


(つづく)


20060607.jpg



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リョウと藍

  • Author:リョウと藍
  • 快楽を求め続けてお互いに相手を狂わせて楽しんでいます。
    本ブログはYahoo! JAPANに掲載されています。

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