Love Letter

長い長いキスをしました。
少しの間、会えなかったせいもあって相手の存在を確認するかのように。

始めは積極的だったリョウのキスは、次第に受身に変わり
最後には私の舌の動きに全てを委ねるようになりました。
リョウのことがもっとも可愛らしいと思う時の１つです。

耳、頬、首筋、肩、鎖骨。。。。
ゆっくり、ゆっくりとキスをしながら舌を這わせていきました。
左が終わったら右、右が終わったら左。
リョウの雰囲気が少しずつかわってきました。
吐息に甘いものが交じり、手の動きが緩慢にそして官能的な指使いで私の髪をまさぐりはじめたのです。

下着を脱がせた時にもリョウは全く無抵抗で、寧ろ手を貸すようにしてくれました。

脇に舌を伸ばして腕と手を嘗め尽くす頃には明らかに声を出し始め、乳首と腰骨に舌を這わす頃には明らかに喘ぎとわかる声がリョウの口元からもれ始めました。

「・・ん・・あ・・・ん・あ、あ、あああ・・」

リョウの喘ぎ声を聞くまでは大人しかった私の欲望がむくむくと体の中で蠢き始めました。
リョウを抱きたい。やっぱり交わりたい。

リョウの両方の乳首の先端を両手で愛撫しながらリョウの腰骨のくぼみの部分を舐めながら、私は愛情からのキスからリョウを抱くためのキスへ切り替えていきました。


（つづく）





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