少し長めの逢瀬が楽しめた日のことでした。
前日から、その日はどうしようかと相談していました。
Hな気分で乗っていた私達は、こんな約束をしました。
「前半はリョウが責められる番で、後半は私が責められる番」
前半でリョウをくたくたになるくらいまで責めてしまえば
きっと後半まで体力は余っていないだろうというのが
私の考えでした。
今考えれば浅はかな考えだったと思います。
私が責めた分の何倍もリョウに責められるとは
思ってもいませんでした。
ホテルの部屋に入ってそそくさと服を脱ぎ
私達はシーツの中で抱き合いました。
先にベッドの中で待っている私の腕の中に
飛び込んでくる白く美しい裸体。
私は、約束どおりリョウを強く強く抱き締めました。
「背骨がきしむほど強く抱いてあげる」
そう約束していた私は、リョウを自分の胸の中に
抱き寄せました。
呼吸もできないほど抱き締めて、リョウとまたこうして
会えたことを改めて確認するように。
既に火照った身体のリョウはさらに体を熱くさせられる
ことになります。
(つづく)
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