体は既に興奮状態でしたので、勃起するまでにはほとんど
時間はかかりませんでした。
「普通にペニスを愛撫してオナニーでは絶頂を迎えたくない」
私はその時考えていました。
普段のオナニーの時のように肉茎をしごくことはせずに
敏感な雁の部分だけを中指と親指とで輪を作るようにして
出し入れさせるようにして愛撫しました。
この方法はリョウが私に対して亀頭責めをする時に時々する
愛撫の方法の1つそのものです。
リョウの亀頭責めには様々なバリエーションがあります。
亀頭の項の部分を掌の真ん中でこすったり。
雁の部分に沿って指を回すように愛撫したり。
亀頭責めはそもそも快感を与えるというよりは寧ろ
「責め」を目的としています。
だからできるだけ強い刺激を私の体に与えるために
同じ刺激を延々と与えるのではなく、こまめに手法を変えて
リョウは私の体に電流を走らせるのです。
勿論、この時は私はオナニーのためにしているのですから
わざわざリョウの真似をしするようなことはしません。
もっとも体に負担が少なくてなおかつ快いと思われる
この1手法だけを延々と繰り返しました。
体が痙攣することなく、じわっと体の芯が熱くなりました。
快感は私の体に送りこまれますがこの方法だけでは
絶頂を迎えることはほぼ不可能でした。
しかし、この日はアナルにエネマグラが入っていました。
感じ方が明らかに違うのです。
じわっと体の芯が熱くなるとぎゅっとアナルが内部から締まるのです。
そうすると自然に前立腺が圧迫され刺激を受けます。
手で愛撫をしているのは雁の部分なのに、そこから快感が
浮かんでくる感じではないのです。
寧ろ全ての快感が前立腺周辺から沸き起こってくる感じになります。
それは、非常に不思議な感覚でした。
急に前立腺の感度が、雁の部分並みにあがったようなそんな錯覚に
陥りました。
(つづく)
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