リョウはすっと立ち上がると私をぎゅっと抱きしめました。
もう、一緒にいられる時間が少ないという意味でもありました。
リョウの胸にしっかりと抱かれると気持ちが蕩けていくように
感じました。
「今度は私が抱いてあげる。」リョウを座らせて今度は私がリョウを抱きしめました。
暑い日のことでしたので大量にシャツに汗をかいていました。
「藍の匂いだ。いっぱいする」リョウは嬉しそうににおいをかいでいました。
愛しさがこみ上げてくるのを感じました。
(もっと、においをかがせたい。
いっぱい私のにおいを嗅いでずっとずっと覚えていて欲しい。
そう思った私はリョウをぐっと抱きしめてリョウの鼻先に
私の脇を近づけました。
リョウに抱きしめられる時に、リョウのにおいを嗅ぎたいと思う時に
いつもすることをリョウにもしてあげたいとおもったからです。
汗臭いのわかっていて脇のにおいを嗅がせました。
深呼吸するリョウ。
一瞬、嫌がるかと思って不安になりましたが、やはりリョウの
反応は私がリョウに対してする時と同じ反応でした。
うっとりと私の匂いを感じているリョウに私はものすごく愛情を
感じました。。
両脇のにおいをかがせてそのあと両方舌でなめさせました。
リョウは全く嫌がらず寧ろ喜んで行為を楽しんでいました。
それが嬉しくて私は仕方ありませんでした。。
別れの時間がきました。
キスをした後に走って行くリョウをこの日は私が見送りました。
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